貴金属は、金が反発して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優勢 となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調とな ろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は15.80ドル高 の3400.34ドル、銀が19セント高の3827セント、プラチナが2.64ドル 高の1342.40ドル、パラジウムは1.56ドル高の1159.79ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=146.93/95円で、前営業日の 大引け時点から0.01円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万6200円前後、銀は175.0円前後、プラチナ は5830円前後、パラジウムは5500円前後。 【NY金は米新規失業保険申請件数の増加などが支援】 金はきのうの海外市場は、米新規失業保険申請件数が予想以上に増加したことや米大 統領が米連邦準備理事会(FRB)理事にミラン大統領経済諮問委員会(CEA)委員 長を指名したことを受けて買い優勢となった。 金は米新規失業保険申請件数の増加や米連邦準備理事会(FRB)理事にミラン大統 領経済諮問委員会(CEA)委員長が指名されたことが支援要因になった。米新規失業 保険申請件数は7000件増加し、22万6000件となった。市場予想の22万 1000件を超えて増加し、1カ月ぶりの高水準となった。一方、ミラン氏が就任する には、上院の承認が必要となる。任期は来年1月末までとなる。 ロシア大統領府はプーチン大統領とトランプ米大統領が今後数日以内に首脳会談を行 うと発表した。ウクライナのゼレンスキー大統領も、参加する用意があるとしている。 米大統領は、近く実現する可能性のあるプーチン大統領との会談について、プーチン大 統領が「私に会うために、ゼレンスキー大統領との会談に応じる必要はない」とし、米 ロ首脳会談の条件ではない考えを示した。 イングランド銀行は、政策金利を予想通り4.25%から4.00%に引き下げた。 しかしインフレ懸念から、9政策委員のうち4人は据え置きを求め、利下げ局面の終了 が近い可能性を示唆した。 銀はきのうの海外市場は、利食い売りが出る場面も見られたが、ドル安や金堅調を受 けて押し目を買われた。 【プラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナはきのうの海外市場では、利食い売りが出る場面も見られたが、ドル安や金 堅調を受けて押し目を買われた。 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。米新規失業保険申請件数の増加や米 連邦準備理事会(FRB)理事にミラン大統領経済諮問委員会(CEA)委員長が指名 されたことが金の支援要因になった。一方、格付け会社S&Pグローバルは、中国の長 期信用格付けを「A+」に据え置いた。不動産セクターや関税圧力からの逆風がある中 でも、強力な財政刺激策によって中国の経済成長は持ちこたえるとの見解を示した。 トランプ米政権は、各国・地域に対する相互関税の新たな税率を発動した。サプライ チェーン(供給網)やインフレにどう影響するかが当面の焦点である。欧州連合(E U)、日本、韓国は15%への関税引き下げで合意した。英国の関税率は10%、ベト ナム、インドネシア、パキスタン、フィリピンは19%または20%への引き下げで合 意した。ただブラジルからは計50%、スイスに39%、カナダに35%など一部の国 に非常に高い関税を発表した。ロシア産原油の輸入停止に応じなかったインドは50% に引き上げられた。 <今日の予定> ・国際収支(経常収支) 2025年6月(財務省) ・建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行
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