ミラン氏、ドルに及ぼす影響は限定的か 9月は議会休会=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 トランプ大統領が退任するFRB理事の後任にミラン大統領経済諮問委員会(CEA)委員長を指名した。来年1月までの暫定理事。ただ、ストラテジストからはドルに与える影響は限定的になるとの指摘が出ている。今後、上院の審議にかけられるが、上院は9月まで休会のため、ミラン氏がどの時期にFRB入りできるのかは不透明だという。

 仮に上院が手続きを急いだとしても、FOMCへの参加は12月会合からになる方が現実的だと私的している。その場合、ミラン氏が1月の満了までに出席できる会合はせいぜい2回に留まる。

 「市場は最初にドル安で反応したが、その動きが弱まったのは意外ではない。FRB議長の人選が依然として不透明で、前日の報道ではウォラーFRB理事が最有力候補の1人とされている。FRBの独立性やドルのリスクプレミアム上昇に対する過度な懸念は、ある程度抑制されるだろう」とも語った。

USD/JPY 147.83 EUR/USD 1.1650 GBP/USD 1.3434

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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