●レビュー金、金輸入関税を巡る思惑で乱高下=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 8日のニューヨーク金先物相場は、前日比37.60ドル高の3491.30ドル。
米国の輸入関税を巡る不透明感から急伸した。前日引け後に英紙フィナンシャル・タイ
ズム(FT)が1
とで、過去最高値更新となる3534.10ドルまで急伸した。しかしその後は、課税
対象は半製品に限定されるとの見方が強くなったこともあり、利食い売りが上値を抑
え、一気に上げ幅を削る展開になった。最終的には3450ドル台まで一段安になって
週末を迎えた。
 11日のニューヨーク金先物相場は、前日比86.60ドル安の3404.70ド
ル。米国が金輸入関税を課したと報じられていたが、トランプ米大統領が明確に否定す
るなど、この問題は終息に向かっている。8日には一時3500ドル台まで急伸してい
たが、安値3393.00ドルまで急落した。また、12日に7月米消費者物価指数の
発表を控えていることも調整売りを誘った。米利下げ見通しにどのような影響を及ぼす
のかが注目されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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