大阪9月限 日経225先物 42640 +820 (+1.96%) TOPIX先物 3063.5 +37.0 (+1.22%) 日経225先物(9月限)は前日比820円高の4万2640円で取引を終了。寄り付きは4万2250円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万2295円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直前につけた4万2190円を安値に上へのバイアスが強まり、後場中盤には4万3000円に乗せた。目先的なピーク形成が意識されて終盤にかけて持ち高調整の動きが優勢となり、引け間際には4万2600円まで上げ幅を縮めた。 日経225先物は8日の取引終了後のナイトセッションで7月24日につけた4万2080円を突破し、ボリンジャーバンドの+2σを上抜けたことで、ショートカバーが強まった。これといった調整を挟まずに前場終盤にかけて上げ幅を広げており、後場に入ると4万2940円~4万2990円水準での攻防になった。この段階で短期的なロングも積み上がったとみられ、4万3000円乗せでロングの解消に向かわせたようだ。 ボリンジャーバンドは上向きで推移しているとはいえ、+3σを捉えてきたことで過熱感が警戒されてきた。+3σはナイトセッションで4万3420円、+2σは4万2490円辺りまで切り上がってきている。+2σが支持線として機能するようであれば、バンドに沿ったトレンドが意識されやすく、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。 ただし、過熱感が警戒されるなかで+2σを割り込んでくると、+1σ(4万1560円)辺りまでの調整を意識しておきたいところでもある。そのため、オプション権利行使価格の4万2500円を中心とした、上下の権利行使価格である4万1500円から4万3500円と広めのレンジを想定しておいた方がよさそうだ。 +2σがサポートとして機能するようだと4万2500円から4万3500円、同バンドを割り込んでくると4万1500円から4万2500円でのレンジである。 東証プライムの売買代金は連日で6兆円を大きく上回っており、インデックスに絡んだ資金が断続的に流入していたとみられる。ソフトバンクグループ<9984>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]、ファーストリテイリング<9983>[東証P]、リクルートホールディングス<6098>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株が牽引しており、前述した5銘柄で日経平均株価を570円超押し上げていた。連日の大幅上昇でレバレッジ型ETFのヘッジ対応のロングも意識されやすいだろう。 NT倍率は先物中心限月で13.91倍に上昇した。13.84倍と75日移動平均線(13.81倍)を上抜いて始まり、前場終盤に13.97倍まで切り上がる場面もみられた。25日線(13.96倍)を捉えており、200日線(13.99倍)をクリアしてくるようだと、6月30日につけた14.24倍が射程に入ることで、NTロングによるスプレッド狙いの動きが一段と強まりそうだ。 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万5982枚、ソシエテジェネラル証券が2万3616枚、サスケハナ・ホンコンが7524枚、バークレイズ証券が4295枚、JPモルガン証券が3418枚、ゴールドマン証券が2725枚、モルガンMUFG証券が2572枚、日産証券が2254枚、みずほ証券が2094枚、野村証券が1938枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が3万5646枚、ソシエテジェネラル証券が2万9158枚、JPモルガン証券が6755枚、バークレイズ証券が6752枚、ビーオブエー証券が4257枚、モルガンMUFG証券が4222枚、みずほ証券が4102枚、ゴールドマン証券が3658枚、BNPパリバ証券が2892枚、サスケハナ・ホンコンが2272枚だった。 株探ニュース
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