日経平均株価 始値 42866.38 高値 43405.43 安値 42736.86 大引け 43378.31(前日比 +729.05 、 +1.71% ) 売買高 21億6544万株 (東証プライム概算) 売買代金 5兆6113億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は729円高と急反発、買い意欲強く2日ぶり最高値更新 2.4~6月期GDPは実質年率換算で1.0%増と予想を上回る 3.半導体や銀行株など買われ日経平均は4万3300円台に上昇 4.SBGが連日の上昇で最高値、レーザーテクやディスコが高い 5.堅調なGDPを受け三菱UFJや三井住友FGなどが買われる ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前日比11ドル安と3日ぶりに小反落した。米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回り、インフレを懸念する売りが優勢となった。 東京市場では、日経平均株価は急反発。朝方に発表された4~6月期国内総生産(GDP)が堅調だったほか円安も追い風となり、日経平均は2日ぶりに史上最高値を更新した。 前日の米株式市場では、米7月卸売物価指数(PPI)の上昇率が予想を上回ったことなどが警戒され、NYダウは小幅反落した。ただ、日経平均は値頃感からの買いも流入し217円高でスタート。寄り前に内閣府が発表した4~6月期GDPは実質の年率換算で1.0%増と市場予想(0.4%)を上回ったことも好感された。また、1ドル=147円台前半へ円安が進行したことも追い風となった。前場は4万3000円ラインを意識する場面があったが、後場に入ると一気に上値を切り上げ上昇幅は700円を超えた。結局、日経平均は13日につけた終値ベースの最高値(4万3274円67銭)を2日ぶりに更新。TOPIXも最高値に上昇した。半導体関連などハイテク株や大手銀行、電線など主力株に買いが流入した。 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>が連日の上昇で最高値を更新したほか、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が高い。堅調なGDPが好感され三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が最高値に買われ三井住友フィナンシャルグループ<8316>やみずほフィナンシャルグループ<8411>といったメガバンクが上昇。フジクラ<5803>や古河電気工業<5801>が上昇し、サンリオ<8136>やソニーグループ<6758>、ファーストリテイリング<9983>も値を上げた。 半面、今期業績予想の下方修正を発表した電通グループ<4324>が急落し、川崎重工業<7012>やSCREENホールディングス<7735>、LINEヤフー<4689>が安い。三菱電機<6503>が値を下げ、クレディセゾン<8253>やセブン&アイ・ホールディングス<3382>、ニトリホールディングス<9843>、花王<4452>が軟調だった。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、ファストリ <9983>、ソニーG <6758>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約439円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は電通グループ <4324>、クレセゾン <8253>、TDK <6762>、トレンド <4704>、オリンパス <7733>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約41円。 東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は金属製品、水産・農林業、倉庫・運輸の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)銀行業、(2)非鉄金属、(3)保険業、(4)電気・ガス、(5)その他金融業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)食料品、(2)精密機器、(3)パルプ・紙、(4)繊維製品、(5)ガラス・土石。 ■個別材料株 △ソラコム <147A> [東証G] 4~6月期経常利益急拡大を評価。 △カウリス <153A> [東証G] 「Fraud Alert」トランザクション増加で25年12月期業績予想を上方修正。 △イオレ <2334> [東証G] Web3事業貢献し4~6月期は最終黒字に転換。 △Schoo <264A> [東証G] 今10~6月期営業益が通期計画を超過。 △TKP <3479> [東証G] 期間貸し案件受注好調で26年2月期業績予想を上方修正。 △動物高度医療 <6039> [東証G] 第1四半期業績好調で26年3月期業績予想を上方修正。 △荏原 <6361> [東証P] 1~6月期営業益25%増で自社株買いも発表。 △イクヨ <7273> [東証S] M&Aした中国子会社反映させ26年3月期営業利益予想を上方修正。 △バイセル <7685> [東証G] 買取事業の堅調推移で通期利益・配当予想を引き上げ。 △三菱UFJ <8306> [東証P] GDP市場予想上振れで日銀利上げ観測広がる。 ▼電通グループ <4324> [東証P] 減損計上で通期営業損益は赤字見通しに修正。 ▼メドレー <4480> [東証P] 成長投資響き1~6月期営業減益。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ケアネット <2150>、(2)アミューズ <4301>、(3)ラックランド <9612>、(4)地主 <3252>、(5)ギフティ <4449>、(6)荏原 <6361>、(7)アンビスHD <7071>、(8)三井金 <5706>、(9)日本取引所 <8697>、(10)レーザーテク <6920>。 値下がり率上位10傑は(1)MSOL <7033>、(2)東邦鉛 <5707>、(3)メドレー <4480>、(4)LTS <6560>、(5)電通グループ <4324>、(6)オロ <3983>、(7)テスHD <5074>、(8)エレコム <6750>、(9)クレセゾン <8253>、(10)恵和 <4251>。 【大引け】 日経平均は前日比729.05円(1.71%)高の4万3378.31円。TOPIXは前日比49.73(1.63%)高の3107.68。出来高は概算で21億6544万株。東証プライムの値上がり銘柄数は853、値下がり銘柄数は703となった。東証グロース250指数は788.24ポイント(8.66ポイント高)。 [2025年8月15日] 株探ニュース
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