ややドル安も目立った材料見当たらず、夏枯れ相場 ドル円147円台後半=ロンドン為替概況 ロンドン市場は、ややドル安の動き。ただ、東京午前のドル高の反動や米債利回り小幅低下に連れ安するなど、背景となる目立った材料は見当たらない。ドル円は147円半ばに軟化したあとは147円台後半での揉み合い。ユーロドルは1.16台前半から後半へ、ポンドドルは1.34台後半から1.35台前半へと水準を上げている。米10年債利回りは4.34%台から4.32%付近へ小幅に低下。欧州株が堅調に推移する一方、米株先物・時間外取引は小安い。米ウ首脳会談を無難に通過したことが市場をひと安心させており、極端な相場展開は回避されている。今週は金曜日のパウエル米FRB議長のジャクソンホール講演を控えて身動きが取れない状況。海外勢にとってはサマーホリデー気分もあるようだ。 ドル円は147円台後半での取引。東京午前には148.11付近まで買われる場面があった。米格付け会社S&Pが米国債格付けを据え置いたことに反応した。しかし、買いは続かず147円台後半に押し戻された。入札後に本邦20年債利回りが上昇したことが円高につながる面も。ロンドン序盤にはさらに軟化して、安値を147.54近辺に広げている。その後は目立った材料もなく147円台後半で揉み合っている。 ユーロドルは1.16台後半での取引。東京午前にドル高局面でつけた1.1639近辺を安値に、その後は買戻しの流れとなっている。ロンドン時間に入ると高値を1.1692近辺まで広げてきている。ユーロ円は下に往って来い。東京午前に172.63付近から172.00付近まで下押しされたあとは下げ一服。ロンドン時間には172.60付近と高値水準に並んでいる。対ポンドでは揉み合い商状も、ややユーロ買いが優勢となる程度。米ウ首脳会談を無難に通過したことで落ち着いた相場展開になっている。 ポンドドルは1.35台前半での取引。東京午前の1.3487近辺を安値に、その後は買いが優勢になっている。ロンドン午前には高値を1.3531近辺に伸ばしている。ポンド円は東京午前の199.87近辺を高値に、ロンドン朝方の199.26近辺を安値に振幅している。足元では199円台後半と前日NY終値付近に落ち着いている。ユーロポンドば0.8629-0.8644のレンジで、足元ややポンドが軟調に推移している。本日は英経済統計などの発表は無かった。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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