東京株式(前引け)=大幅反落、一時650円超下げる場面も

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 26日前引けの日経平均株価は前営業日比453円29銭安の4万2354円53銭と大幅反落。前場のプライム市場の売買高概算は9億5033万株、売買代金概算は1兆9476億円。値上がり銘柄数は379、対して値下がり銘柄数は1170、変わらずは70銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方からリスク回避ムードのなか軟調にスタートしたが、その後、日経平均は先物主導で下げ幅を一気に広げた。一時650円以上の下落をみせ4万2100円台まで下落する場面があった。前日の米国株市場では景気敏感株や金融株が売られNYダウが終日軟調に推移し、ほぼ安値引けとなった。この引け味の悪さを引き継ぐ格好で東京市場でも持ち高調整の売りに、先物を絡めたインデックス売りが重なる格好で下げ幅を広げた。取引時間中にトランプ米大統領がFRBのクック理事の解任を発表したことなども嫌気され、為替市場でドル売り・円買いの動きを誘発するなか輸出セクターなどにネガティブに作用した。

 個別では断トツの売買代金をこなすソフトバンクグループ<9984>が軟調、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連も軒並み安い。サンリオ<8136>が売られ、東京電力ホールディングス<9501>の下げも目立つ。ファーストリテイリング<9983>も下落した。第一工業製薬<4461>が急落、日産自動車<7201>、東京計器<7721>も大幅安。半面、アステリア<3853>が荒い値動きながら買い直されて大幅高、ソシオネクスト<6526>も買いを集めた。楽天グループ<4755>が活況高となり、ネットプロテクションズホールディングス<7383>、しまむら<8227>なども大きく水準を切り上げた。

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