アジア株 上海株は下落、中露首脳が会談 米国と同盟国から反発の恐れ あすは中国軍事パレード 東京時間14:00現在 香港ハンセン指数 25459.77(-157.65 -0.62%) 中国上海総合指数 3844.84(-30.69 -0.79%) 台湾加権指数 24079.20(+7.47 +0.03%) 韓国総合株価指数 3170.51(+27.58 +0.88%) 豪ASX200指数 8906.50(-21.24 -0.24%) インドSENSEX30種 80690.63(+326.14 +0.41%) アジア株は高安まちまち。 韓国株は反発、韓国中銀の利下げ再開期待が高まっている。きょう発表された韓国8月の消費者物価指数は前年比+1.7%と前回+2.1%から伸びが鈍化、前月比では-0.1%と予想外のマイナスとなった。食品エネルギー除くCPIは+1.3%と4年ぶり低水準となった。 トランプ関税政策の混乱に乗じて中国は脱米国依存を加速させる方針。中国・新興国と米国とその同盟国との対立激化が懸念される。 あすの中国軍事パレードを前に習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が会談した。習氏はプーチン氏を「旧友」と呼び、中露は変化する国際情勢の試練に耐えてきたと述べた。プーチン氏は我々の交流はかつてないほど高いレベルにあると述べた。両首脳は前日に西側諸国を非難。習氏は「いじめ行為」を非難し、プーチン氏はウクライナ紛争の引き金になったのは西側諸国だと非難した。 インドはロシア産原油の購入を削減する気はないようだ。ロシアから原油を購入することによって世界経済を価格高騰から守るのに役立っていると主張。ブラジルはトランプ関税政策を巡り8日にBRICS首脳電話会議開催を予定、多国間主義を支持する新興国首脳らに団結を呼び掛ける方針。 米規制が皮肉にも中国国内の半導体技術の成長を加速させる結果となっている。アリババは高性能AI半導体を開発した。中国版エヌビディアと言われているカンブリコンはこのところ調整売りに押されているものの、売り一巡後は再び最高値を目指すだろう。ゴールドマンサックスは2週間でカンブリコンの目標株価を2回引き上げている。 米中対立懸念で上海株は下落、香港株はマイナス圏に転じている。香港市場では美団やSMIC、快手科技、バイドゥ、ネットイースなどハイテク関連が総じて下落している。前日に大幅上昇したアリババは1.5%安と反落。 カジノ運営会社のギャラクシーエンターテイメントは0.9%高、マカオ8月のカジノ売上高が前年同月比12%増の221.56億パタカと、コロナ禍2020年2月以来の高水準に達したことが材料視されている。一方、サンズチャイナはマイナスに転じている。 上海市場ではハイテクや資本財、素材、コミュニケーションサービス、消費財関連が下落している。
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