アジア株 上海株続落、米中対立再激化 トランプ氏「米国に対する陰謀企てた」と習氏を非難

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株続落、米中対立再激化 トランプ氏「米国に対する陰謀企てた」と習氏を非難

東京時間11:30現在
香港ハンセン指数   25521.73(+25.18 +0.10%)
中国上海総合指数  3833.48(-24.65 -0.64%)
台湾加権指数     24089.06(+72.28 +0.30%)
韓国総合株価指数  3182.21(+9.86 +0.31%)
豪ASX200指数    8804.00(-96.57 -1.08%)

アジア株はまちまち。

上海株は続落、米中関係悪化が懸念されている。コミュニケーションサービスや公益、資本財、生活必需品など幅広い銘柄が下落している。半導体関連も下落、調整売りが広がっているもよう。カンブリコンは4.5%安。

米の関税政策を受けBRICSは関係を強化し脱米国依存を加速させる方針だ。中露首脳はエネルギーや人工知能、農業など20以上の分野で二国間協力文書に署名した。8日にはBRICS首脳電話会議が予定されている。トランプ米大統領は中国とロシアの連携強化は「全く懸念していない」とコメント。中露は決して我々に対して軍事力を行使することはない、我々は世界最強の軍隊を保有していると述べた。

日本時間10時に中国で史上最大規模の軍事パレードが開催された、中国とロシア、北朝鮮の3首脳が初めて公の場で揃って姿を見せた。習氏は「国家の主権・統一を断固として維持する」と表明。トランプ氏は、習氏が素晴らしい祝賀の日を過ごされますように。多くのアメリカ人が中国の勝利と栄光のために命を落とした。米国に対する陰謀を企てるプーチン氏と金正恩氏へ敬意をお伝えくださいと、習氏を非難した。

豪州株は下げ幅を拡大、1カ月ぶり安値をつけている。ハイテクや公益、金融、医療品、不動産、生活必需品、エネルギーなど幅広い銘柄が下落。GDPが予想を上回る伸びとなったことで追加利下げ期待が後退している。

豪州第2四半期GDPは予想以上の伸びを見せた。前年比+1.8%と予想の+1.6%を上回り2023年9月以来の大幅な伸びを記録した。前四半期は異常気象の影響を強く受けたため低調な成長だった。その反動で今四半期は急回復した。年度末商戦や新製品発表を受け娯楽・文化用品や家具・家庭用品、自動車の支出が増加した。

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