アジア株 上海株プラス転換、投機抑制検討も支援策期待が株価押し上げ 当局の心境は複雑 東京時間14:03現在 香港ハンセン指数 25223.56(+165.05 +0.66%) 中国上海総合指数 3778.95(+13.08 +0.35%) 台湾加権指数 24426.24(+246.39 +1.02%) 韓国総合株価指数 3203.37(+2.54 +0.08%) 豪ASX200指数 8861.40(+34.88 +0.40%) インドSENSEX30種 80413.25(-304.76 -0.38%) アジア株はインドを除いて上昇。 上海株は0.35%高、当局の投機抑制検討報道にもかかわらずプラスに転じている。AI関連を中心に中国株上昇の勢いは止められないようだ。 中国で3日遅く、財政部と金融政策担当者による「異例」の会合が開催された。財政部はより積極的なマクロ政策の実施を促進し、財政政策と金融政策を強化するために会議を開催したと発表した。 “ 異例”の会議を受け、市場では経済押し上げのため当局が近く金融緩和と積極的な財政政策を発表するのではないかとの期待感が広がっているようだ。アナリストは同会議は中国株式において強気相場の兆しになると見ている。 株価急騰を防ぐための抑制を検討している当局にとって複雑な心境だろう。早期支援策期待の高まりが株価を押し上げることになる。上海株は投機抑制を懸念して4営業日続落して始まったが、プラスに転じてしまっている。 トランプによる対中半導体規制が皮肉にも中国国内の半導体技術の成長を加速させる結果となっている。アリババは高性能AI半導体を開発し、カンブリコンは上期決算で過去最高益を記録。ゴールドマンサックスは2週間でカンブリコンの目標株価を2回引き上げている。 香港株は4営業日ぶりに反発、値ごろ感の買い戻しが優勢。台湾株は1週間ぶり高値。 豪州株は続伸、GDP発表時の下げを帳消しにしている。3日に発表された第2四半期GDPは前年比+1.8%と予想の+1.6%を上回り2023年9月以来の大幅な伸びを記録した。強いGDPを受け利下げ期待が後退している。ブロック豪中銀総裁は消費者の所得支出が増加し始めており、その流れが続けば金融緩和ペースを鈍化する可能性があるとしている。
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