東京株式(前引け)=続伸、一時500円超高も後半は値を消す展開に

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 9日前引けの日経平均株価は前営業日比88円99銭高の4万3732円80銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は10億1401万株、売買代金概算は2兆3793億円。値上がり銘柄数は865、値下がり銘柄数は672、変わらずは81銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は引き続きリスク選好の流れのなかスタートし、日経平均株価は一時500円以上の上昇をみせ4万4000円台に乗せる場面があったが、その後は上げ幅を縮小した。一部のハイテク値がさ株が日経平均を押し上げる格好で、全体的には利益確定売りが目立つ地合いとなっている。今週発表される米生産者物価指数(PPI)や米消費者物価指数(CPI)の動向を見極めたいとの思惑が目先ポジション調整の売りを誘導した形だ。値上がり銘柄数は全体の53%にとどまった。

 個別では売買代金で断トツとなったアドバンテスト<6857>が大幅高で上場来高値を更新した。また、東京エレクトロン<8035>が堅調、IHI<7013>も物色人気を集めた。日立製作所<6501>が買い優勢、キオクシアホールディングス<285A.T>も高い。芝浦メカトロニクス<6590>が値上がり率トップに買われたほか、ニーズウェル<3992>、トレジャー・ファクトリー<3093>、イチネンホールディングス<9619>なども値を飛ばした。半面、フジクラ<5803>が冴えず、ソフトバンクグループ<9984>も売りに押された。サンリオ<8136>も軟調。ファーストリテイリング<9983>が値を下げ、武田薬品工業<4502>も安い。学情<2301>が急落、シチズン時計<7762>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>なども大幅安となった。

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