ドル安円高、23時の米雇用統計の年次改定暫定値にらむ展開=東京為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル安円高、23時の米雇用統計の年次改定暫定値にらむ展開=東京為替概況
   
 ドル円は上値の重い展開。週末の石破首相退陣表明を受けた円売りに昨日東京午前に148円50銭台を付けたが、その後はドル売り円買いが優勢となり、東京朝は147円50銭前後で迎えた。その後東京市場に入っても売りが続いた。午前中は147円10銭台で下値を支えられたが、その後の戻りが鈍く、午後に再び下値をトライすると、ストップロス注文を巻き込んで146円82銭まで売りが出ている。
  
 23時に米雇用統計の年次改定暫定値が発表され、70万人規模の大規模な下方修正が見込まれることから、日米金利差縮小を意識したドル売り円買いが優勢。ユーロ円を含めてクロス円も軟調な地合いとなっている。ユーロ円は朝の173円30銭を挟んでの推移から172円90銭台を付けた。昨日の海外市場の安値173円07銭を割り込む動き。ポンド円も朝の199円80銭ばさみから199円40銭前後まで下げた。ユーロに関しては、昨日は反応が鈍かったがフランスの内閣不信任による政局混乱からのユーロの重さも警戒されている。
  
 対ドルでユーロやポンドはしっかり。ユーロドルは1.1760前後から1.1780までと値幅は小さいながらしっかりした動き。ポンドドルは1.3540台から1.3582を付けている。
  
MINKABUPRESS   山岡

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