アジア株 韓国株と台湾株は最高値 上海株は小幅続落、弱い指標でも大規模な支援策は期待できず 東京時間14:00現在 香港ハンセン指数 26467.48(+20.92 +0.08%) 中国上海総合指数 3856.45(-4.05 -0.10%) 台湾加権指数 25662.97(+305.81 +1.21%) 韓国総合株価指数 3446.81(+39.50 +1.16%) 豪ASX200指数 8875.70(+22.70 +0.26%) インドSENSEX30種 82112.31(+326.57 +0.40%) アジア株は軒並み上昇。 台湾株と韓国株は史上最高値をつけている。前日の米株式市場でナスダックが最高値を更新したことが材料視されており、半導体を中心にハイテク関連が総じて上昇している。 上海株は小幅続落、景気先行き懸念が高まっている。きのう発表された8月一連の中国経済統計は総じて弱い内容だった。 小売売上高と鉱工業生産は前回から伸び率が縮小、市場予想も下回った。新築住宅価格は改善が見られず、中古住宅価格は下落幅が拡大した。不動産投資も減少ペースが加速した。弱い統計でも中国株は高値圏にあるため、当局が早期に支援策を講じる可能性は低い。市場では「大規模」な政策は期待しておらず「ミニ」支援策が近いうち発表されると見ているようだ。 香港株は上げ幅を縮小、上海株の下げを嫌気して一時マイナス圏に転じる場面もあった。米積極利下げ期待の高まりを受け香港株は序盤に約4年ぶり高値をつけた。 香港は金融政策を米国に連動させているため、米利下げ積極化となれば香港の基準金利のさらなる引き下げも期待できる。 米上院がミラン氏のFRB理事就任を承認、16日-17日のFOMC会合に間に合った。ボウマンFRB副議長とウォラー理事と並んでミラン氏も50bpの大幅利下げを主張する可能性があり、FOMCでは意見が対立しそうだ。FOMCでの会見でパウエルFRB議長がさらなる利下げに前向きな姿勢を示せば、FRBはトランプに屈したと見なされ米国売りになる恐れがある。
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