[今日の視点]石油=上昇へ、ロシアやイランを巡りリスク高まる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は上昇へ。2026年2月限で300〜500円高程度を想定する。海外原
油が反発したことが国内市場を押し上げるだろう。円相場は1ドル=147円半ばで推
移しており、22日の大引けと比較すると円高・ドル安推移。
 米国や欧州連合(EU)は、ロシアやイランとの対立を強めている。ロシアと北大西
洋条約機構(NATO)の衝突が遅かれ早かれ始まるのではないか。先月一時的に高ま
ったウクライナ停戦機運は何だったのかよくわからないが、ロシアのプーチン大統領と
トランプ米大統領の会談が失敗し、衝突しか道がなくなったのだろう。
 イラン最高指導者のハメネイ師は、平和目的のウラン濃縮の継続を発表した。米国や
欧州連合(EU)はイランにウラン濃縮の停止を要求し、国連制裁の復活でイランを脅
しているものの、対立が鮮明となった。制裁復活でイランは国際原子力機関(IAE
A)との協力を正式に停止するだろう。核拡散防止条約(NPT)からの脱退なども含
めて、イランは対抗してくる可能性が高い。
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.28ドル高の63.69ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは63.61〜63.73ドル。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】10:30 消費者物価指数 2025年8月(連邦統計局)
◆ 日本 ◆
【納会】--:-- ゴムRSS3 2025年9月限(大阪取引所)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 設備稼働率 2025年9月(トルコ中央銀行)
◆ ドイツ ◆
【経済】17:00 景況感指数 2025年9月(ifo)
◆ イギリス ◆
【納会】--:-- ロブスタコーヒー 2025年9月限(ICE EUROPE)
◆ 南アフリカ ◆
【休日】--:-- 文化遺産記念日
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】23:00 新築住宅販売 2025年8月(商務省)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
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