●短期見通し穀物、コーンは底固さを維持する=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、400セント水準で底入れ、反発を打診する見通し。豊作環境が確
認されているが、400セント割れからの値崩れは回避されている。ハーベスト・プレ
ッシャーが上値を圧迫しているが、季節要因で大きく値を崩す勢いもない。良好な輸出
環境はポジティブだが、やや値動きが鈍化している。このまま400セント水準で下値
を固めつつ、下げ一服感から持高調整が進むと400セント台中盤が打診される見通
し。
 大豆は、輸出需要抑制に上値を抑えられる見通し。1000セント割れからの急落リ
スクは後退しているが、相場を押し上げていくテーマを欠いている。19日の米中首脳
会談でも、中国の米国産大豆の購入再開見通しは立たなかった。アルゼンチンは10月
末まで輸出関税の停止を決めている。米国産の輸出低迷が警戒される。このまま収穫期
でも十分な輸出需要を確保できなければ、安値低迷が続く見通し。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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