ゴム午前=買い優勢、上海高を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は買い優勢。寄り付きでは、上海夜間が小幅高となったものの、これ
に対する反応は薄く、祝日取引の上げ幅を縮小させる限月が目立った。だが、中盤に入
ると、日中取引の上海ゴムがしっかりと推移したことから、買いがやや優勢となってい
る。TSR20は出来ず。
 午前11時47分現在のRSS3号は前営業日比1.6〜4.3円高。活発限月の2
月限は同2.1円高の311.5円、期先26年8月限は出来ず、推定出来高は338
枚(祝日取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、130ポイント安、推
定出来高(祝日取引を含む)は64枚。

【2月限はレンジを下方移動】
 今日午前のJPXゴムRSS3は、上海高を受けて、しっかりとした展開となってい
る。活発限月の2月限は、310〜312円前後で取引されている。2月限は、18日
の取引で7月末から続いた315〜325円前後でのレンジ相場から下放れ、22日に
は305.8円まで下落した。その後の戻りは312円付近までとなっている。目先、
305〜315円前後のレンジ相場を形成しそうだ。
 現在、上海ゴムの中心限月1月限は、1万5500元前後の攻防となっている。現
状、同水準が支持となっているが、この価格帯を割り込むと、売り圧力が強まる。その
場合は、JPXゴムRSS3の活発限月の2月限も、レンジを割り込み、節目の300
円を目指すとみる。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は買いがやや優勢となり、0.9〜1.2セン
ト高。TSR20も買いがやや先行し、0.7〜1.4セント高で推移している。
 上海ゴムは軟調。午前11時08分現在、指標限月の2026年1月限は、前営業日
比60元高の1万5630元で推移している。

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