シカゴコーンの夜間取引は小幅なもみ合い。12月限は426セント台で小浮動。 前日は4営業日連続でデイリーでの大口輸出成約が発表されたことが好感された。今 夜も当然その有無が注目されることになる。また今年は欧州産コーンが今夏の熱波で減 産必至の状況のため、季節的なハーベスト・ロー(収穫期の安値)は高めになるか、な い可能性も考えておきたい。 逆に圧迫要因として懸念されるのは、世界第3位のコーン輸出国であるアルゼンチン が10月末まで農産物の輸出税を一時的に撤廃することで、当然輸出競合の面から今後 上値抑制要因となりそうだ。 前日のシカゴは反発。小麦の騰勢に加えて、この日もデイリー報告でメキシコ向けに 大口輸出成約が発表されたことが好感された。これで先週後半から4営業日連続で報告 されたことになる。また欧州連合(EU)の農業資源監視機関(MARS)がリポート で、今夏の欧州で熱波の影響を受けたのはコーンとひまわりだと指摘したことも今後の 減産見通しから支援材料となった。一方、アルゼンチンが10月末まで同国の農産物の 輸出税を一時的に撤廃すると発表したことは上値抑制要因となった。 12月限は高値も426.50セントまで上伸した後、引けも426.25セントと あまり下げなかった。 <今夜の予定> ◆ ドイツ ◆ 【経済】 17:00 景況感指数 2025年9月(ifo) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】 23:00 新築住宅販売 2025年8月(商務省) 【工業】 23:30 週間石油統計(EIA) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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