24日の東京株式市場は朝方はリスク回避ムードだったが、売り一巡後に日経平均株価は下げ渋り、後場は一転して買い優勢となり最高値を更新した。 大引けの日経平均株価は前営業日比136円65銭高の4万5630円31銭と続伸。プライム市場の売買高概算は19億2095万株、売買代金概算は6兆51億円。値上がり銘柄数は734、対して値下がり銘柄数は820、変わらずは63銘柄だった。 きょうの東京市場は、寄り付きは売り買いが交錯し日経平均は前営業日の終値近辺でスタートしたが、その後は下げ幅を広げる展開に。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇一服となったことなどを受け利食いが先行した。しかし、後場に入ると買いが厚くなりプラス圏に切り返した。午後に自民党総裁選の候補者の公開討論会が行われたが、これが財政出動を伴う経済対策への期待につながり、全体相場に浮揚効果をもたらしたとの見方も。日経平均寄与度の高いハイテク系値がさ株に買いが集まったことも追い風となった。なお、全体売買代金は盛り上がりをみせ6兆円台に乗せている。ただ中身をみると、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を下回るなど、指数とは裏腹に個別株には利益確定売りの動きも反映された。 個別では、断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が堅調だったほか、ソフトバンクグループ<9984>も後場に入り買いの勢いが強まった。ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が上昇したほか、IHI<7013>に物色人気が集中、三菱重工業<7011>なども活況高となった。フジクラ<5803>、任天堂<7974>が上値を追い、JX金属<5016>も高い。アステリア<3853>が値上がり率トップとなり、テスホールディングス<5074>も値を飛ばした。アイ・ピー・エス<4390>、メック<4971>も大幅高。 半面、アドバンテスト<6857>が利益確定売りを浴びて小幅ながら軟調な値動きとなり、ソニーグループ<6758>も冴えない。ファーストリテイリング<9983>が下落した。リクルートホールディングス<6098>も安い。ミガロホールディングス<5535>が急落、神戸物産<3038>、Appier Group<4180>も大きく水準を切り下げた。さくらインターネット<3778>が大幅安、月島ホールディングス<6332>、ネクステージ<3186>などの下げも目立つ。 出所:MINKABU PRESS
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