ドル買い継続、ユーロドルの下げが主導 弱い独景況感指数を受けて=ロンドン為替概況 ロンドン市場は、ドル買いが継続している。この時間帯に特徴付けられるのはユーロドルの下落だ。この日発表された9月独Ifo景況感指数が予想外に悪化したことがユーロ売りにつながっている。ユーロドルは1.17台半ばへと下落。対ポンドでも売られている。ユーロ円は174円台で売買が交錯するなかで、前日終値をやや下回っている。ドル買い優勢の中で、ポンドドルも1.34台後半へと軟化している。ただ、ポンド円は200円付近へと上昇、ユーロポンドではポンド買いと比較的堅調だ。このところ、英秋季予算案をにらんだポンド売りが市場テーマとなっているが、きょうはその動きは封印されている。ドル円は東京市場から継続して買われている。足元では148.40付近へと高値を伸ばしている。米10年債利回りは4.11%付近で小動き。欧州株の上値が重く、EUの対ロシア制裁の動きなどリスク警戒の面もあるようだ。 ドル円は148円台前半での取引。この日は東京市場から買われ続けている。東京朝方の147.52付近を安値に、ロンドン時間には148.40台へと高値を伸ばしてきている。東京市場では自民総裁選関連の話題や豪CPIの上振れによる豪ドル円などが材料視されていた。ロンドン時間にはユーロドルの下げがドル買いにつながる面が指摘される。 ユーロドルは1.17台半ばでの取引。東京朝方の1.1819付近を高値に、ロンドン時間には売りが一段と強まっている。9月独Ifo景況感指数が予想外に悪化したことが背景。昨日の独サービス業PMIが改善していただけに、意外感もあったようだ。足元で安値を1.1750付近に広げている。ユーロ円は東京市場で174.23付近を安値に174.65付近まで買われたが、ロンドン時間に入ると上値を抑えられている。174.50割れへと押し戻されている。対ポンドでもユーロ売りに押されている。 ポンドドルは1.34台後半での取引。ドル買い圧力が継続しており、東京朝方の1.3528付近を高値に、ロンドン時間には1.3460付近へと下押しされている。ポンド円は振幅を伴いながらも堅調。東京午前の199.47付近を安値に、ロンドン序盤には200円付近まで上昇した。ユーロポンドは0.8723-0.8745レンジで振幅も、足元ではポンド買いが優勢になっている。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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