−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,768.1 - 47.6 シカゴ大豆 2025/11 1,009.00 -3.00 NY銀 2025/12 4,419.2 - 41.6 シカゴコーン 2025/12 424.25 -2.00 NYプラ 2025/10 1,484.0 - 22.1 NY原油 2025/11 64.99 +1.58 NYパラ 2025/12 1,240.70 -11.10 ドル・円 148.89 +1.25 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は148.90円台まで上昇 NY為替市場はドル高が強まり、ドル円は148円台後半に上昇。先週は100日線 を一時割り込んだが、今度は148円台半ばに来ている200日線を突破した。25日 以降、維持できるか注目される。 今週の市場はFRB幹部の発言を注視しているが、先週のFOMCで示された金利見 通し(ドット・プロット)が示すほど、FRB幹部は利下げに前向きにはなっていない ようだ。労働市場の冷え込みは認識しているものの、根強い高インフレが利下げ姿勢に ブレーキをかけている模様。それがドルを底堅くしている。 一方、円相場に関しては、海外勢中心に自民党の総裁選が注目を集めているようだ。 海外勢も高市氏と小泉氏が本命と見ているようだが、経済政策だけで言えば、「ガソリ ン暫定税率廃止」、「年収の壁見直し」ではほぼ一致。消費減税についても「可能性は 排除しない」としている。 ◎NY貴金属=反落、ドル高で利食い売り ニューヨーク金、銀は反落。 金12月限は反落。時間外取引では、地政学的リスクの高まりや米連邦準備理事会 (FRB)の利下げ見通しを受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、独IFO業 況指数が予想外に低下し、ドル高に振れたことを受けて利食い売りが出た。日中取引で は、ドル高や米新築住宅販売の急増を受けて売り優勢となった。 銀12月限はドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。 プラチナ10月限は反落。時間外取引では、金堅調を受けて押し目を買われた。欧州 時間に入ると、独IFO業況指数が予想外に低下し、ドル高に振れたことを受けて利食 い売りが出た。日中取引では、買い戻される場面も見られたが、ドル高や金軟調を受け て売り優勢となった。 パラジウム12月限はドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。 ◎LME=銅は世界的な需給引き締まり懸念で急騰、他も追随高 アルミ3カ月物は反発。2642.50ドルで堅調に取引を開始し、アジアの時間帯 前半は頭重い動きとなった。その後、アジア株式市場での半導体株高を受けて銅が堅調 となったことに追随する買いが見られ2648.50ドルの高値を記録。欧州時間は欧 州株安が手掛かりとなって値位置を落とし、一時2626.50ドルまで下落した。米 国の時間帯を迎えると銅の急騰に追随する買いが見られて浮上。終盤に2660ドルの 高値を付けた後、上げ幅を縮小も堅調に終えた。 銅3カ月物は急騰。9980ドルで堅調に取引を開始。その後、アジア株式市場が半 導体株高を手掛かりに浮上したことが買い支援要因となって値位置を切り上げ9997 ドルの高値を記録した。欧州の時間帯を迎えると欧州株の軟調な足取りが手掛かりとな って値位置を落とし、一時9933ドルまで軟化した。しかし、米国時間を迎えると急 騰。9月8日にインドネシアのグラスバーグ銅鉱山で事故が発生し、それ以来、操業が 停止していることを受けてフリーポート・マクモラン社が不可抗力事由からの債務不履 行を発表したことで、世界的な銅需給引き締まりが警戒されたことが背景。なお同社に よると同鉱山での操業再開は26年になるもよう。終盤にかけて24年5月下旬以来と なる1万0364ドルまで急騰した後、360ドルを超える上げ幅を維持して終えた。 ◎NY原油=続伸、ウクライナはロシア石油関連施設への攻撃を継続 ニューヨーク原油の期近は続伸。 ロシアとウクライナの衝突が続くなか、ウクライナ軍がロシア石油関連施設への攻撃 を継続していることが買い手がかり。露ヴォルゴグラード州の供給施設がドローンによ る攻撃を受けた。ウクライナ停戦に向けて、米国や欧州連合(EU)がロシアに対する 追加制裁を発動する可能性が高いほか、ロシアと北大西洋条約機構(NATO)加盟国 の軍事衝突が警戒されることも支援要因。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に反落、玉整理基調や需要の低迷などで 大豆は軒並み反落。 今月30日に四半期在庫報告の発表を控えて玉整理基調が強まるなか売り優勢となっ た。他穀物の軟調な足取りに加え、依然として中国向けの大豆需要の増加が見られない ことも上値を抑制する要因になった。 コーンは揃って反落。 米農務省(USDA)が大口成約を発表したものの反応は薄く、30日の四半期在庫 報告発表前の玉整理基調のなか売り優勢で運ばれた。週間エタノール生産量が減少して いるにもかかわらず在庫が増加したことも上値抑制要因になった。 MINKABU PRESS
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