【市況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。ニューヨーク安を受けて売り 優勢で始まった。その後は、買い戻されてプラスサイドに転じる限月が目立ったが、戻 りは売られた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが50円安〜24円高、プラチナミニ が103.0円安〜6.5円高、プラチナスポットが39円安、パラジウムが出来ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが7198枚、プラチナミニが1239 枚、プラチナスポットが1478枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはドル高や金軟調が圧迫】 プラチナはドル高や金軟調が圧迫要因になった。9月の独IFO業況指数が予想以外 に低下したことに加え、8月の米新築住宅販売が急増した。上海プラチナの出来高が減 少し、中国勢が高値での買いを見送ったことも上値を抑える要因である。 ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)によると、医療分 野でのプラチナの需要堅調が伝えられた。2013年以降、医療分野におけるプラチナ 需要は年率3%と安定して増加している。2024年には医療分野のプラチナ需要は総 需要の4%を占め、4年連続で増加して9.6トンに達した。今年、医療分野のプラチ ナ需要はさらに4%増加し、10.0トンに達すると予想されている。 プラチナ先限は夜間取引で6610円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな った。円相場は1ドル=148円台後半の円安に振れた 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の1469.30ドルから、押し目 を買われ、1475ドル台まで上昇したのち、上げ一服となった。 午前11時現在、プラチナは1470.33ドル、パラジウムが1209.70ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1478.00ドル、パラジウムが 1222.07ドル。 MINKABU PRESS
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