LME市況=アルミは小幅続伸、銅・ニッケルは利益確定の動きから反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物           3カ月物
    アルミ        2,656.40  +   10.34     2,658.50  +    7.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,227.95  -   77.18    10,259.50  -   77.00
    ニッケル      15,104.65  -  133.50    15,279.00  -  138.00
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 アルミ3カ月物は小幅続伸。2651.50ドルと前日帳入値と同値で取引を開始。
しばらく2650ドルを挟んで高下した後、欧州の時間帯に2638.50ドルまで値
を落とした直後に浮上し、2670ドルを付けた。その後も2660ドル台で小幅高で
推移した。米国の時間帯を迎えると銅の反落に追随する売りが見られて2650ドルを
割り込み小幅安に転じた。しかし終盤にかけて買い戻されプラスサイドを回復して終
了。
 銅3カ月物は反落。前日、世界的な需給引き締まりが警戒され、300ドルを超える
急騰となったが、利益確定の動きが広がり売り優勢となった。1万0300ドルで軟調
で取引を開始。その後は1万0340ドルを上値抵抗線とした低迷となった後、欧州の
時間帯に急伸し1万0485ドルの高値を付けた。暫く1万0440ドル前後でもちあ
ったが、欧州株の軟調もあって米国の時間帯にかけて値位置を落とし一時1万0241
ドルまで軟化。終盤は1万0250ドルを下値支持線とする安もみとなり、反動安のま
ま引けを迎えた。
 ニッケル3カ月物は反落。1万5405ドルで軟調で取引を開始。米国の時間帯を迎
えるまで1万5410〜1万5500ドルを中心に推移するなか、1万5510ドルの
高値を記録したが、銅に追随安となって米国の時間帯にかけて値位置を落とした。終盤
に前日安値を割り込んで1万5225ドルの安値を付けた後、安値に近い水準で取引を
終えた。
今日の材料
・25日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は小反落、0.34ポイント安の3853.30ポイント。
・欧州株は下落。ヘルスケア関連株の下落が重し。
・8月の米耐久財受注(速報値)
 結果 2.9%予想 -0.6% 前回 -2.7%(-2.8%から修正)(前月比)
・米国実質GDP(確報値)(2025年 第2四半期)
 結果 3.8%
 予想 3.3% 前回 3.3%(実質GDP・前期比年率)
 結果 2.5%
 予想 1.6% 前回 1.6%(個人消費・前期比年率)
 結果 2.1%
 予想 2.0% 前回 2.0%(GDPデフレータ・前期比年率)
 結果 2.6%
 予想 2.5% 前回 2.5%(コアPCE価格指数・前期比年率)
・米週間新規失業保険申請件数
 結果 21.8万件 予想 23.5万件 前回 23.2万件(23.1万件から修正)
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=149.90円台まで続伸。ユーロドルは1ユーロ=1.1643
 ドルまで下落し、今月5日以来の安値をつけた。この日の安値圏で低迷。
・米国株は続落。ニューヨークダウは173.96ドル安、ナスダックス指数は113.16ポイ
 ント安(-0.50%)。
・ニューヨーク貴金属は反発。金は小幅高ながら、銀、PGM系貴金属は大幅高。ニュ
 ーヨーク原油は期近11月限が0.01ドル安。2番限以降は小幅高。
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