ゴム午前=軟調、上海安を嫌気し2月限は307円台まで下落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は軟調。寄り付きでは、上海夜間安を嫌気して、売りが先行した。活
発限月の2月限は、307.7円まで下落した。中盤に入ると高を受けて、日中取引の
上海ゴムが下げ渋りを見せていることから、もみ合いとなっている。TSR20は出来
ず。
 午前11時42分現在のRSS3号は前営業日比3.7円安〜変わらず円高。活発限
月の2月限は同3.7円安の308.2円、期先26年9月限は出来ず、推定出来高は
113枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、165ポイント
安、推定出来高(夜間取引を含む)は20枚。

【上海ゴムは大型連休を控え手仕舞い売りか】
 夜間取引から上海ゴムの下げが目立っている。中心限月の1月限は、夜間取引で1万
5280元まで下落し、23日の安値1万5425元を下抜いた。ただ、日中取引に入
ると、下げ渋りをみせている。
 上海ゴムは、10月1日から8日まで国慶節と中秋節を合わせた大型連休となる。こ
のため、買い方が手仕舞い売りに動いたようだ。大型連休を控えていることから、突っ
込んで売る向きは少ないだろう。同連休前に節目の1万5000元を割る可能性は低い
とみる。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は売りがやや先行し、
1.4〜0.6セント安で推移している。
 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2026年1月限は、前営業日
比220元安の1万5410元で推移している。

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