ゴム市況=総じて続落、上海安を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                        TSR20
   2025/10      2026/02       2026/09        2025/10       2026/09
  314.1   0.0   309.0  - 2.9   313.0   0.0    256.0   0.0    256.0   0.0
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    上海ゴム1月限     15,530 - 100 (午後3時40分時点)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 ゴムRSS3号、総じて続落。序盤は、上海夜間安を嫌気して、売りが先行した。活
発限月の2月限は、307.7円まで下落した。中盤に入ると高を受けて、日中取引の
上海ゴムが下げ渋りを見せていることから、下げ幅を縮小させた。終盤はもみ合いとな
った。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比2.9円安〜変わらず、活発限月の2月限は同
2.9円安の309.0円、期先26年9月限は同変わらずの313.0円、総出来高
は176枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は、140〜65ポイ
ント安、総出来高は20枚。

【産地相場は安値圏でもみ合い】
 産地相場は安値圏でのもみ合いが続いている。タイオファーは、9月9日にそれまで
支持となっていた69バーツを下抜くと、ジリジリと水準を引き下げ、、19日にはタ
イ南部の天然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格が、67.15バーツ
と昨年7月以来の安値が提示された。その後、67バーツ台が提示されており、中国が
大型連休に入ることもあり、引き合いは弱いようだ。
 産地タイは、10月から増産期に入る。このため、今後、オファー価格は下落する傾
向がある。すでに価格に織り込まれていることもあるが、今年はトランプ関税の影響な
どから、世界景気が減速する可能性もある。年末に向けて、オファー価格が一段と水準
を引き下げることも予想される。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は午前中はマイナスサイ
ドでの取引が中心となっていたが、午後になると地合いを引き締め、0.4〜1.2セ
ント高で推移している。

 上海ゴムは軟調、ただし下げ幅は縮小。中心限月の1月限は、夜間取引では売りが先
行し、前営業日比275元安の1万5355元で取引を終えた。、日中取引に入ると、
徐々に下げ幅を縮小させている。

MINKABU PRESSS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。