[今夜の視点]シカゴ大豆=中国の大量のアルゼンチン大豆買いにも下値堅い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引はもみ合い。11月限は1010セント台前半で小幅な値動
き。アルゼンチンが10月末まで農産物の輸出税を一時的に撤廃すると発表して以降、
中国のアルゼンチン産大豆の買い付けが続いて(国慶節前という要因もある)おり、米
取引員のリポートでは、これまで累計で30〜40カーゴ、200万〜260万トンに
達したとの見方が出ている。本来なら急落してもおかしくない状況だが、10ドル割れ
を回避したい投機筋の買い支えが入っていると思われる。前日の安値も1006.50
セントまでで、直近安値の1005.00セントを下回らなかった。ただ早晩この咎め
が出て来る可能性がある。

 前日のシカゴは期近の主要限月は小反発。週間輸出成約高は72万トン台と事前予想
のレンジ内となったが、小麦中心に穀物がプラス引けしたことで、大豆も崩れずに主要
限月はプラスサイドを維持した。

 11月限は1017.00セントまで上伸したが、引けは1012.25セントまで
上げ幅を削った。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】 21:30 個人所得・支出 2025年8月(商務省)
【経済】 23:00 消費者信頼感指数 2025年9月確報値(ミシガン大)
【商品】 9/27 04:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】 21:30 産業別国内総生産 2025年7月(カナダ統計局)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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