[今夜の視点]シカゴコーン=四半期在庫を控えて玉整理主体の展開か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引はほぼ横ばい。12月限は425セント台を中心にこう着し
た値動き。前日は引き続き好調だった輸出面がそこまで支援材料とはならず、12月限
は430セント台には及ばなかった。今夜は月末に四半期在庫(今回は旧穀年度の期末
在庫=新穀年度の期初在庫になる)の発表を控えていることで、玉整理主体に小幅な値
動きとなる可能性が高そうだ。

 前日のシカゴは小反発。小麦高や週間輸出成約高が192万トン台と事前予想のレン
ジ上限を大きく上回ったことに支援されたが、上値では収穫期の売り圧力(ハーベス
ト・プレッシャー)も強く上げ幅は抑えられた。なお、この日はデイリー報告での大口
輸出成約はなかった。
 また欧州連合(EU)がEU産コーン生産高見通しを5680万トンに下方修正した
ものの、それでも9月の米農務省(USDA)見通しの5530万トンを上回っている
ことであまり強材料視されなかった。

 12月限はこの日も425セントを挟んだ比較的小幅なもみ合いとなった。引けは
425.75セントと小幅高。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】 21:30 個人所得・支出 2025年8月(商務省)
【経済】 23:00 消費者信頼感指数 2025年9月確報値(ミシガン大)
【商品】 9/27 04:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】 21:30 産業別国内総生産 2025年7月(カナダ統計局)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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