●週間見通しゴム、310円割れを巡る攻防=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は310円を挟んで売買が交錯する展開になった。調整売りが上値を抑えている
が、値ごろ買いを入れる動きも見られ、明確な方向性を打ち出せていない。値ごろ買い
を入れる動きも観測され始めたが、積極的に買いを入れる動きはみられず、決定打を欠
いている。産地気象環境は引き続き不安定だが、供給リスクのプレミアムを加算してい
くような動きは見られなかった。原油高や円安などの外部環境主導の売買も見送られ
た。
 今週は戻り売り優勢の地合を想定したい。320円台で上値の重さを確認した後の調
整局面になる。原油高や円安環境でも買いが入らず、310円割れを巡る攻防になろ
う。9月30日に発表される中国の9月PMIがイベントリスクになるが、ゴム相場を
大きく押し上げるのは難しい。10月1日から中国が国慶節の連休入りすることに注意
が必要だが。徐々に310円割れの時間を増やす展開を想定したい。
 予想レンジは300〜320円。
(マーケットエッジ・小菅 努)


このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。