[本日の見通し]石油=軟調、イランに対する国連制裁が再開

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年2月限は軟調。6万2500円まで軟化した。
 先週末、イランに対する国連制裁が再開した。核開発問題を巡り、イランが譲歩しな
かったことが背景。核兵器保有国であるイスラエルに対しては一切の措置がない反面、
英独仏は相変わらずイランに厳しい。イラン外務省は声明で「イランの国益や権利を侵
害する行為には適切で断固たる対応をとる」と強く反発しており、対抗策を警戒しなけ
ればならない。イランの核拡散防止条約(NPT)からの脱退が意識されている。ま
た、直接的に石油セクターが制裁を受けるわけではないが、金融取引の制限によって経
済が圧迫されるため、石油生産も影響を受ける公算。時間外取引でニューヨーク原油は
軟調だが、海外勢の反応には目を向けておくべきだろう。
 時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.64ドル安の65.08ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは64.87ドルから65.18ドル。
 原油2月限の予想レンジは6万2300円から6万3300円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万4500円から8万5500円。
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