NY原油市況=続落、産油国会合控えて5月以来の安値を更新

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/11     61.78       62.54       60.40       60.48        - 1.30
  2025/12     61.41       62.13       60.06       60.16        - 1.23
  2026/01     61.17       61.88       59.89       59.99        - 1.15
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              638,595             2,007,274    ( + 11,697)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/11     224.35    - 5.84
                            2025/12     223.05    - 5.14
         改質ガソリン       2025/11     185.10    - 3.49
                            2025/12     180.65    - 3.46
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月は1.30〜
1.23ドル安。その他の限月は1.15〜0.70ドル安。
 石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国のオンライン会合を5日に控えて売
りが続いた。主要産油国は日量166万バレル規模の自主減産の解消に着手しており、
10月は生産枠を日量13万7000バレル引き上げることで合意しているものの、1
1月の生産枠が大幅に拡大される可能性が高いことが重し。報道によると日量50万バ
レル規模の生産枠拡大も選択肢にあるようで、供給過剰懸念が強まっている。
 米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、米国は長距離ミサイル発
射のための情報をウクライナに供与する。米国はこれまでもミサイル発射を支援してき
たが、追加的な情報供与でウクライナがロシア深部のエネルギーインフラをミサイル攻
撃することが容易になる。米国がロシア深部の攻撃を支援するのはこれが初めて。
 時間外取引で11月限は62.54ドルまで強含んだが、上振れは一時的。値動きは
重く、通常取引開始を控えてマイナス圏で推移した。通常取引開始後は売りが強まり、
60.40ドルまで下げ幅を拡大。中心限月として5月30日以来の安値を更新した。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続落。原油相場に連動した。
今日の材料
・イランとロシアの包括的戦略パートナーシップ協定が発行
・ウクライナについて協議を継続する用意がある=プーチン大統領
・トランプ米大統領は聞くことができる人物=同上
・昨年の米国へのウラン輸出規模は7億5000万ドル規模=同上
・今年は上半期で8億ドル以上=同上
・米国はロシアのウランを買えるのに、ロシアのエネルギー購入を禁じられる国がある
のはなぜか?=同上
・フランスのタンカー拿捕は海賊行為=同上
・トマホーク・ミサイルはウクライナの前線に影響ない=同上
・ウクライナ軍は労働者と農民で構成=同上
・ウクライナ軍は普通の労働者階級、エリートたちは戦わず市民を死なせている=同上
・ガザ地区は世界最大の子供の墓場となった=同上
・ロシアのNATO攻撃計画について、信じられるわけがないのに、彼らは自国民を説
得しようとしている=同上
・本当に信じているなら、信じられないほど無能=同上
・自分たちは確信していないのに、国民には信じていると納得させようとしている=同
上
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