シカゴコーン市況=続伸、米生産量下方修正の可能性が浮上し買い優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2025/12    417.25      422.50      414.75      421.75      + 5.25
  2026/03    433.75      438.50      431.25      438.00      + 5.25
  2026/05    443.50      448.50      441.50      447.75      + 5.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       297,796         446,685        1,573,249 (+ 23,190)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高
 予算失効による米政府機関の一部閉鎖のため未発表
*米気象庁発表の6−10日予報(10月8日−10月12日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並。
 コーンベルト東部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
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 コーンは続伸。終値の前営業日比は1.50〜5.25セント高。中心限月の12月
限は5.25セント高の421.75セント。
 米産地での収穫が進行するにつれ、米国の今年のコーン生産量は9月に米農務省(U
SDA)が月例需給報告で示した数値を下回る可能性が高まっている、との見方が浮上
し買い優勢となった。大豆の堅調も買いを促す一因となった。
 12月限は417.25セントで取引を開始した後はアジアの時間帯を終えるまで
417〜418セントの限られたレンジを中心に高下。欧州の時間帯に値を落として
414.75セントの安値を記録したが、シカゴの時間帯には地合いを引き締めて終盤
にかけて上値探りとなり422.50セントの高値を付けた。高値を離れた後の押しも
浅く、この日の高値圏のまま引けを迎えた。
*米国産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 コーンベルトでは気温は平年を上回るなか降雨の発生は無く、夏穀物の成熟および
収穫に適した天気が広がっている。
 今週中西部では4日まで概ね降雨は発生しないが、5〜6日にかけて散発的な降雨と
なる見込み。また、気温は5日まで平年を上回るが、6日は見込み。
 10月7〜10月10日にかけては7日は中西部の気温は平年並〜平年を上回るが、
8日は平年以下〜平年並まで低下する見込み。その後、9〜10日かけて平年並〜平年
を上回るだろう。一方の雨量は7日、そして9〜10日に散発的な降雨となるもよう。
 シカゴ小麦は続伸。コーンおよび大豆の堅調な動きが買いを支援した。前日に一代の
安値を更新した直後だったことも買い戻しを促す要因となった。
 中心限月の12月限は前日比5.50セント高の514.75セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 プレーンズでは北部、南部ともに気温は平年を上回っているが局地的に降雨が発生。
冬小麦の作付け及び生育には十分な土壌水分が保たれている。
今日の材料
・コーンベルトでは気温は平年を上回るなか降雨の発生は無く、夏穀物の成熟
 および収穫に適した天気が広がる。
・プレーンズでは冬小麦の作付け及び生育には十分な土壌水分が保たれる。

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