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始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/12 420.75 423.00 418.50 419.00 - 2.75
2025/03 437.00 439.00 435.25 435.75 - 2.25
2026/05 447.00 448.75 445.25 445.25 - 2.50
単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比)
先物 未入電 297,796 1,584,967 (+ 11,718)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(10月9日−10月13日)
コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並み〜上回る
コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並み。
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コーンも反落。終値の前営業日比は2.75〜1.25セント安。中心限月の12月
限は2.75セント安の419.00セント。
過去2営業日で大幅続伸してシカゴ穀物全体を引っ張っていた大豆がこの日は週末前
の利食い売りで軟調な展開となったことで、コーンも上値が重くなった。またブエノス
アイレス穀物取引所が発表したアルゼンチン産の新穀コーンの作付進捗率が20%とか
なりハイペースになっていることや、ウクライナの農業団体が今年の同国産コーン生産
高見通しを300万トン上方修正したことも嫌気された。
12月限は420.75セントで取引を開始した後、アジアの時間帯の時間外取引で
は420セント台前半で小幅なもみ合いとなった。欧州の時間帯にこの日の高値となる
423.00セントを付けたが、米国の時間帯に軟化した420セント台を割り込ん
だ。安値は418.50セントまであり、引けでも420セント台を回復できなかっ
た。
ベセント米財務長官が2日、来週7日に連邦政府として国内農家支援策を発表するこ
とを明らかにしたが、その後に米ウォール・ストリート・ジャーナルが支援策が100
億〜140億ドル規模になるとの見込みを伝えた。
ブエノスアイレス穀物取引所によると、今年のアルゼンチン産コーンの最新の作付進
捗率は20%となり、前週の12%から進展した。また同国のコーン作付面積見通しは
780万haに据え置かれた。
ウクライナの農業団体が今年の同国産コーン生産高見通しを2900万トンとして、
前回から300万トン上方修正した。ただそれでも9月の米農務省(USDA)見通し
の3200万トンを大きく下回っている。
*米国産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
コーンベルトは引き続き高めの気温で降雨はなく、夏作物の成熟や収穫に理想的な天
気となっている。ただ最近の降雨にもかかわらず、コーンベルト南部の大半で土壌水分
不足が深刻だ。9月28日現在、オハイオ州で「不足」〜「極めて不足」が77%と目
立っており、イリノイ州でも75%に達している。
プレーンズの南半分〜コーンベルトでは今週末にかけても降雨はない見込み。ただ太
平洋岸からの複数の寒冷前線の東進で、米国北西部〜北央部にかけて、局地的に降雨が
見込まれる。最もまとまった雨量になる可能性があるのは米北西部、カスケード山脈の
西側の地域になりそうだ。
6〜10日予報に関しては、9〜13日にかけて、ノースダコタ州の西側の州境を西
限としてそれより東側の地域では平年を上回る気温、それ以西では下回る気温となろ
う。雨量は米国の大半で平年並み〜上回りそうだ。
シカゴ小麦は小幅まちまち。コーンや大豆が軟調だったことで上値が重かったが、こ
こまで米国産冬小麦の作付けが順調に進むなか、来週カンサス州の降雨で作付けが停滞
する可能性があることが下支え要因となった。一方、ブエノスアイレス穀物取引所が同
国産小麦の作柄報告で、「良」以上の割合を93%として、前回の89%から大きく上
昇させたことは圧迫要因。
中心限月の12月限は前日比0.50セント高の515.25セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
プレーンズでは曇りがちとなっているものの、降雨は発生していない。9月28日現
在、冬小麦の作付進捗率は34%、発芽は13%。
ただカンサス州北央部では来週降雨となり、冬小麦の作付けが遅れる可能性がある。
雨量は25〜50ミリ。
米国南部では、2日夜にハリケーン「イメルダ」がフロリダ州に最も近づき、ケー
プ・カナベラルから東に200マイル(約320km)の海上にある。
これにより大西洋岸ではまとまった降雨、強風、高波に見舞われているが、それ以外
の米国南部では降雨はなく、夏作物の成熟や収穫に適した天気となっている。
今日の材料
・コーンベルトでは、成熟や収穫に適した天気。
・オハイオ州やイリノイ州で土壌水分不足が深刻。
・来週7日にベセント米財務長官が連邦政府として国内農家支援策を発表へ。
・農家支援策は100億〜140億ドル規模か=米ウォール・ストリート・ジャーナル
・今年のアルゼンチン産コーンの最新の作付進捗率は20%(前週12%)=ブエノス
アイレス穀物取引所
・同国産コーン生産高見通しを2900万トンとして、前回から300万トン上方修正
=農業団体
・カンサス州北央部では来週降雨となり、冬小麦の作付けが遅れる可能性。
MINKABU PRESS
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