【市況】 国内石油市場は総じて大幅高。5日に石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ 国による会合で11月の増産方針を示したが、1ドル=149円台半ばの円安、週明け のニューヨーク原油時間外取引の続伸を背景に序盤から、反騰となり、期中2、3月限 から1000円超の上昇となった。他限月も追随し、4ケタ高が続出。場中、円安が 149円台後半まで続落、ニューヨーク原油時間外取引はジリ高、金、銀、日経平均株 価の大幅高の強気の外部環境から、高もちあいで推移。 日中取引開始後、原油の2026年2月限は大幅高。5万9970円まで反騰した。 6万円超えで一段高にはなっていないが、5万9850円で買い支えられた後、5万 9900円台に再浮上。 午前11時30分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が 960〜1680円高。 午前11時30分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1720枚。 【OPECプラスは増産方針も価格下落の歯止めに配慮】 石油輸出国機構(OPEC)プラスが11月も増産体制維持を確認し、供給過剰感か ら原油価格の下落シナリオが描けたが、週明けのニューヨーク原油時間取引は買い優勢 となり、堅調に推移。OPECプラス11月の増産量を日量13万7000バレルの増 産にとどめる方針。国際指標価格であるニューヨーク原油が60ドル割れの可能性があ る水準まで下落しており、価格下落に歯止めをかけるための配慮があったもよう。週明 けのニューヨーク原油時間取引で期近11月限は、62ドル手前で上げつかえている。 今夜のニューヨーク時間での評価を確認したい場面。 【海外原油夜間取引=しっかり】 ニューヨーク時間外取引で11月限は前日比0.91ドル高の61.79ドルで取引 されている。本日これまでのレンジは61.09〜61.85ドル。 MINKABU PRESS
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