シカゴコーンの夜間取引はもみ合い。12月限は419セント台を中心に小幅なもみ 合い。今夜も米政府機関の閉鎖で後述する<今夜の予定>の米国の部分は発表されない 可能性が高いため、手掛り難の様相となりそうだが、7日にベセント米財務長官が連邦 政府としての国内農家支援策を発表するため、目先はそれも焦点の一つなりそうだ。 政府機関閉鎖の原因となっている「つなぎ予算」にしては、すでに下院では可決して いるため、上院の可決待ちの状況となっている。上院は6日に再び採決する方針とされ ており、これに注目したい。上院が可決すれば、政府機関の閉鎖は収束するが、発表に 間に合わない可能性もある。 いずれにせよ、それが収束すれば、9日の米農務省(USDA)の月例需給報告が焦 点となって来る。 3日のシカゴは反落。過去2営業日で大幅続伸してシカゴ穀物全体を引っ張っていた 大豆がこの日は週末前の利食い売りで軟調な展開となったことで、コーンも上値が重く なった。またブエノスアイレス穀物取引所が発表したアルゼンチン産の新穀コーンの作 付進捗率が20%とかなりハイペースになっていることや、ウクライナの農業団体が今 年の同国産コーン生産高見通しを300万トン上方修正したことも嫌気された。 12月限は420セントの節目を挟んだもみ合いとなったが、引けは419.00セ ントと、420セント台を維持できなかった。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】 18:00 小売売上高 2025年8月(EUROSTAT) ◆ アメリカ ◆ 【農産】 10/7 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA) 【農産】 10/7 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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