株価指数先物【昼】 +2σ水準での底堅い値動き

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比100円高の4万8040円(+0.20%)前後で推移。寄り付きは4万7980円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万8010円)にサヤ寄せする形から、小幅に買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後に4万7930円と下落に転じたが、その後は押し目待ち狙いのロングが入り、中盤にかけて4万8240円まで買われた。買い一巡後は短期的なショートも入り上げ幅を縮めたが、4万8000円水準での底堅さがみられている。

 寄り付き直後に下落に転じる場面もみられたが、その後は概ねボリンジャーバンドの+2σ(4万7990円)を支持線とした値動きで推移している。同バンドを上回っての推移のなかでは、積極的なショートは仕掛けにくいだろう。ただし、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]の下げが日経平均型の重荷になっているため、積極的なロングも慎重にさせそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.76倍に低下した。一時14.71倍をつける場面もあり、+2σ(14.91倍)を明確に下放れてきた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が下落する一方で、銀行や保険など金融セクターが買い戻されており、相対的にTOPIX型優位のなかでNTロングを巻き戻すリバランスが入りやすい。

株探ニュース

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