LME市況=アルミは続伸、銅・ニッケルは上伸後の利益確定の動きで反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物           3カ月物
    アルミ        2,755.91  +   16.56     2,753.50  +   12.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,639.48  -   84.79    10,669.00  -   92.00
    ニッケル      15,166.83  -  142.33    15,346.00  -  143.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2743ドルで小高く取引を開始した後は戻り売りを消化し
ながら終盤まで右肩上がりの動きを維持。欧州株、前半のニューヨークダウの堅調な動
きも買いを支援するなか終盤に2762ドルの高値に到達。高値を離れた後は2750
ドルが下値支持線として意識され、小高く推移した。
 銅3カ月物は反落。1万0724.50ドルで取引を開始。アジア株の軟調な動きを
受けて1万0682ドルまで値を落とした後に買い拾われて浮上した。1万0700ド
ル台後半でもみあった後、欧州株高が手掛かりとなって上げ幅を拡大し、24年5月
22日以来の高値となる1万0815ドルをつけた。高値を付けた後は、利益確定の動
きが広がった。ニューヨークダウが下値の堅い値動きにもかかわらず、引け間際に1万
0661ドルの安値を付け、この日の安値に近い水準で取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は大幅反落。1万5460ドルで軟調で取引を開始。その後、暫く
1万5400ドル台後半でもちあったが、アジアの時間帯終盤に一段安となって1万
5310ドルの安値まで一気に値を落とした。その後、買い戻す動きが見られながらも
1万5300ドル台での高下が続き、この日の安値圏で低迷したまま引けを迎えた。
今日の材料
・8日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・香港株式市場でハンセン指数は続落、128.31ポイント安の2万6829.
 46ポイント。
・欧州株は上昇。
・ドルは上昇。ドル円は欧州時間に1ドル=153円を試した。152.70円水準でニュー
 ヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは8月27日以来の安値となる1ユーロ
 1.1595ドルまで下落。
・米国株はニューヨークダウが1.20ドル安で小幅続落。ナスダックス指数は255.02ポ
 イント高(1.12%高)で反発。
・FOMC議事録、数名の委員が据え置きを支持。大半は年内の追加利下げが適切と述
 べた。多くがインフレ見通しの上振れを強調。
・ニューヨーク貴金属は軒並み大幅高。米政府機関の閉鎖長期化懸念が払拭されず、
 旺盛な買い続く。ニューヨーク原油は上昇。
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