−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 4,070.5 + 66.1 シカゴ大豆 2025/11 1,029.50 +7.50 NY銀 2025/12 4,899.4 +147.9 シカゴコーン 2025/12 422.00 +2.25 NYプラ 2026/ 1 1,700.8 + 51.0 NY原油 2025/11 62.55 +0.82 NYパラ 2025/12 1,483.10 +109.70 ドル・円 152.70 +0.74 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は152.90円台まで続伸 NY為替市場、ドル円はNY時間に入って伸び悩んだものの、円安が進行し、ドル円 は152.90円台まで続伸。 ドル円については、ファンド勢も積極的に買いを入れているほか、ショートカバーや 投機筋の買いも観測されていた。市場の一部からは円キャリートレード復活の声も出て いるようだが、さすがに過熱感は高まっており、過熱感を測るテクニカル指標であるR SIは買われ過ぎの水準である70に到達した。 来週にも実施される首班指名を無事通過できれば、高市政権が誕生する流れだが、市 場ではそれと伴に日銀の利上げペースが想定ほど早くはないのではとの憶測が広がって いる。 一部からは、そろそろ財務省による為替介入を気にする声も出ている。3週間で7円 ほど急速に円安・ドル高が進む中、155円が可能性として意識される水準だという。 ただ、介入リスクは現時点で差し迫ったものではなく、中にはドル円を押し目で拾うよ う助言している日本の大手金融機関もあるという。当局からの発言は増えることが予想 されるものの、変動スピードは介入を正当化するほどではない述べている。 ◎NY貴金属=軒並み上昇、米大統領の強硬姿勢などが支援 ニューヨーク金は続伸、銀は反発。 金12月限は続伸。時間外取引では、米政府機関の閉鎖が続いていることを受けて買 い優勢となった。欧州時間に入ると、上値を伸ばした。日中取引では、トランプ米大統 領の強硬姿勢を受けて買い優勢となり、一代高値を更新した。 銀12月限は、米政府機関閉鎖や金堅調を受けて買い優勢となり、一代高値を更新し た。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムが続伸。 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、米政府機関閉鎖や金堅調を受けて買い優勢 となった。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。日中取引では、トランプ米大統領の 強硬姿勢や金堅調を受けて買い優勢となり、一代高値を更新した。 パラジウム12月限は、米政府機関閉鎖や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢とな り、一代高値を更新した。 ◎LME=アルミは続伸、銅・ニッケルは上伸後の利益確定の動きで反落 アルミ3カ月物は続伸。2743ドルで小高く取引を開始した後は戻り売りを消化し ながら終盤まで右肩上がりの動きを維持。欧州株、序盤のニューヨークダウの堅調な動 きも買いを支援するなか終盤に2762ドルの高値に到達。高値を離れた後は2750 ドルが下値支持線として意識され、小高く推移した。 銅3カ月物は反落。1万0724.50ドルで取引を開始。アジア株の軟調な動きを 受けて1万0682ドルまで値を落とした後に買い拾われて浮上した。1万0700ド ル台後半でもみあった後、欧州株高が手掛かりとなって上げ幅を拡大し、24年5月 22日以来の高値となる1万0815ドルをつけた。高値を付けた後は、利益確定の動 きが広がった。ニューヨークダウが下値固く推移したにもかかわらず、引け間際に1万 0661ドルの安値を付け、この日の安値に近い水準で取引を終えた。 ◎NY原油=続伸、米国のトマホーク供与見通しにロシアは動じず ニューヨーク原油の当限は続伸。 ウクライナを舞台にロシアと米国の対立が激化する見通しであることが相場を押し上 げた。トランプ米大統領はウクライナに長距離ミサイル「トマホーク」を供与する意向 である一方、ロシアのアンドレイ・カルタポロフ下院国防委員長は、トマホークを迎撃 しその発射拠点を破壊すると発言するなど、米ロ関係が崩壊に向かうと見られている。 8月の米ロ首脳会談で高まった和平期待は消失している。 改質ガソリンの期近は反発。ヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動し た。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は中国の需要増期待で続伸、コーンは小幅反発 大豆は続伸。 引き続き10月末頃と予想される米中首脳会談での大豆貿易に関する話し合いが買い 支援材料となるなか、国慶節の休日を8日で終える中国からの米国産大豆需要の増加が 期待されて買い優勢で運ばれた。 コーンは小幅反発。 米週間エタノール生産量の増加や、大豆市場の堅調な動きを受けて買い優勢となっ た。ただ、需要相場期入りしていることや9日には米農務省(USDA)の月例需給の 発表も予定されていることもあって全体的に模様眺めの雰囲気が強く、限られたレンジ 内での高下にとどまった。 MINKABU PRESS
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