【市況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ガザ停戦の第1段階合意を受けて 売り優勢で始まった。その後は、押し目を買われてプラスサイドに転じた。パラジウム の商いは成立しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが3〜48円高、プラチナミニが 37.5円安〜57.0円高、プラチナスポットが32円高、パラジウムが出来ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが7059枚、プラチナミニが1514 枚、プラチナスポットが1459枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは米大統領の強硬姿勢や金堅調が支援】 プラチナは米大統領の強硬姿勢や金堅調が支援要因になった。米政府機関の閉鎖が2 週目に突入するなか、米政権は強硬姿勢で民主党に妥協を迫っている。米内国歳入庁 (IRS)は、8日から3万4000人超の職員を一時帰休させると発表した。一方、 中国市場の取引が再開される。高値での買いが入るかどうかを確認したい。 イスラム組織ハマスは、トランプ米大統領が提示したパレスチナ自治区ガザ和平案の 下、ハマスとイスラエル双方が解放する人質や拘留者の名簿を交換したと明らかにし た。カタール外務省報道官は、パレスチナ自治区ガザにおける停戦合意の第1段階の全 条項と実施メカニズムで合意に達したと発表した。 プラチナ先限は夜間取引で上場来高値7900円を付けたのち、日中取引で7717 円まで下落した。ドル建て現物相場の下落が圧迫要因になった。円相場は1ドル= 152円台半ばの円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、下げ一服。ガザ停戦の第1段階合意を受けて 1635ドル台まで下落したのち、下げ一服となった。 午前11時現在、プラチナは1652.30ドル、パラジウムが1439.39ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1648.03ドル、パラジウムが 1378.65ドル。 MINKABU PRESS
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