石油午前=軟調、イスラエルとハマスが停戦の第1段階で合意

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 国内石油市場は軟調。イスラム組織ハマスとイスラエルが停戦の第1段階で合意し、
中東情勢の緊迫感が後退した。イスラエル軍は段階的な撤退を開始する見通しであるほ
か、ハマスは生存している人質を全て数日以内に解放する。パレスチナ自治区ガザから
イスラエル軍が完全に撤退する第3段階に向けて道のりはかなり長いと見られているも
のの、大きな一歩を踏み出した。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。円相場は1ド
ル=152円半ばで推移しており、前日水準とほぼ変わらず。
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は軟調。夜間取引の安値を下回り、6万
0700円まで下落した。ただ、売り一巡後はやや戻している。
 午前11時02分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
400〜180円安。
 午前11時02分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が644枚。
【インド石油大手、ロシア産原油を人民元で決済】
 ロイター通信によると、ロシア産原油の取引企業がインド国営のインディアン・オイ
ルに対して、人民元での決済を要求した。インディアン・オイルはタンカー2、3隻分
のロシア産原油に対する支払いを人民元で行った。原油はドル建てでの取引が中心だっ
たが、近年のドル離れを背景に決済通貨は多極化している。
【海外原油夜間取引=軟調】
 ニューヨーク時間外取引で11月限は前日比0.46ドル安の62.09ドルで取引
されている。本日これまでのレンジは61.78〜62.35ドル。
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