金・銀市況=続伸、午後に地合いを引き締め先限は2万円台で引け

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         19,860   + 98    20,041  + 96  : 4,030.72   + 1.41
銀          233.0   +3.0     234.9  +1.9  : 4,909.00   +48.00
プラチナ     8,088   + 46     7,880  +100  : 1,648.40   + 0.37
パラジウム   7,100   +400     7,100  +400  : 1,462.02   +83.37
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    153.12   +0.69  ユーロ・ドル相場   1.1618  +0.0007
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【市況】
 金が続伸。ガザ停戦の第1段階合意を受けて売り優勢で始まった。その後は、押し目
を買われてプラスサイドに転じたが、戻りは売られた。先限は正午に11円安で推移。
午後に入り、ドル建て現物相場の上昇から地合いを引き締め、プラスサイドに浮上。終
盤は1ドル=153円台の円安に支援され、90円超の上昇幅を維持して引けた。2万
円台で引け。夜間取引で全限月が一代高値を更新。
 銀はニューヨーク高を受け、当先が買い優勢。その他は出来ず。
 前営業日比は、金標準、金ミニが96〜102円高、ゴールドスポットが97円高、
銀が変わらず〜3.0円高。
 推定出来高は、金が8万1791枚、金ミニが2万6458枚、ゴールドスポットが
2748枚、銀が12枚。
【先限が2万円維持で心理的にさらに強気、ドル離れは鮮明】
 先限は夜間取引で2万0130円の高値をつけ、上場来高値をさらに更新した。その
後、上げ幅を削り、日中取引の序盤に1万9824円まで軟化したが、押し目買いで下
値を切り上げた。前半は前日の終値を挟んで推移したが、中盤から終盤は堅調に推移し
た。2万0087円で上値を抑えられたが、大台を維持して、心理的にもさらに強気に
なった。
 現時点では深押しはなく、セオリー通り、初押しは買いに分があった。ただ修整安が
続かなかったことで買い過熱感は解消されず。14日間の相対力指数(RSI)は90
超え、25日移動平均線(1万8059円)からの上方乖離率は約11%に達し、稀に
見る強気相場。
 今週、ドルは対円で大幅高となったが、ドル全体の値動きを示す、ドルインデックス
は98ポイント台後半で推移。過去52週の高値が110.17ポイント。安値が
96.21。中間水準103.1を大きく下回り、ドル離れは鮮明。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下値堅く推移。きのうの海外市場では、トランプ米大統領
の強硬姿勢などを受けて史上最高値を更新した。アジア市場では、ガザ停戦の第1段階
合意を受けて4003ドル台まで下落したのち、下げ一服となった。午前中、いったん
4035ドル台に戻した後、4005ドル台に反落し、乱高下となった。午後になり、
戻り歩調となり、4042ドル台まで反転。ただ午後3時半頃から4020ドル台に反
落し、安定感を欠く展開。
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