−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,972.6 - 97.9 シカゴ大豆 2025/11 1,022.25 -7.25 NY銀 2025/12 4,715.7 -183.7 シカゴコーン 2025/12 418.25 -3.75 NYプラ 2026/ 1 1,656.4 - 44.4 NY原油 2025/11 61.51 -1.04 NYパラ 2025/12 1,455.00 -28.10 ドル・円 153.03 +0.32 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は153円台前半まで続伸 NY為替市場、ドル高が優勢となり、ドル円は153円台前半に上昇。序盤に売りが 強まる場面も見られたものの直ぐに切り返した。序盤の売りは自民党の高市総裁の発言 がきっかけ。 高市総裁は自身の経済政策に関し、「行き過ぎた円安を誘発するつもりはない」と述 べていた。特段、これまでの発言と変化はないものと見られるが、ドル円もここ数日の 急速な上昇で上値が重くなってきているのか、敏感に反応していたようだ。 ドルについてはファンド勢がドルに強気姿勢を強め、ドルの反発が年末まで続くと見 込むポジションをオプション市場で拡大しているとの指摘も聞かれる。ドル高を見込む ポジションはドル安を見込むポジションよりも取引量が3倍に達したとの報告も流れて いた。豪ドルを除いたG10通貨の大半に対してドル高を見込んでいるとの指摘も出て いる。 テクニカルアナリストは、ドル円の短期的な上昇トレンドは依然として強いと述べて いる。ドル円は総裁選後の3日間で急速に上昇し、5円超の上げ幅を記録。この上昇に より、150.80のレジスタンス水準および年前半の下落に対するフィボナッチ6 1.8%戻し水準(151.65円)を突破した。ここから上のテクニカル的なレジス タンスはフィボナッチ78.6%戻しの155円までほとんど存在しないという。 ◎NY貴金属=反落、ガザ停戦合意などで利食い売り ニューヨーク金、銀は反落。 金12月限は反落。時間外取引では、ガザ停戦の第1段階合意を受けて利食い売りが 出たが、押し目は買われた。欧州時間に入ると、ニューヨーク連銀総裁の利下げ支持発 言を受けて堅調となった。日中取引では、米政府機関閉鎖などを受けて買い優勢で始ま ったが、利食い売りが出ると、上げ一服となった。 銀12月限は、ガザ停戦合意や金反落を受けて戻りを売られた。 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、ガザ停戦の第1段階合意を受けて利食い売 りが出たが、押し目は買われた。欧州時間に入ると、ニューヨーク連銀総裁の利下げ支 持発言を受けて堅調となった。日中取引では、米政府機関閉鎖などを受けて買い優勢で 始まり、一代高値を更新したが、利食い売りが出ると、上げ一服となった。 パラジウム12月限は、他の貴金属の堅調を受けて一代高値を更新したが、利食い売 りが出て上げ一服となった。 ◎LME=全面高、中国の経済成長策への期待から買い優勢に アルミ3カ月物は続伸。2749ドルで小幅反落で取引を開始したが、銅や上海株の 堅調に追随高となり2790ドル台に浮上。一時2793ドルの高値を付けた。高値か ら徐々に値位置を落としたが2777.50ドルを下値支持線にしてのもちあいに転じ た。銅が高値でもみあいとなったことに追随する買いが終盤に見られて、2022年6 月以来の高値となる2807.50ドルを記録。高値を離れた後の押しも浅く、高値圏 で取引を終了。 銅3カ月物は大幅続伸。1万0652ドルで軟調で取引を開始。アジアの時間帯序盤 に1万0591ドルまで値を落とす動きが見られた。しかし、国慶節の休場明けとなっ た上海株が10月下旬の中国共産党会議において新たな経済成長策の方針が示されると の期待感が強まるなか続伸となったことを受けて上値を試す動きとなった。アジアの時 間帯後半に1万1000ドルに到達し、昨年5月以来の高値をつけた。その後、上げ幅 をを縮小し、1万0840〜1万0895ドルのレンジ内での堅調に推移。過熱感から 利益確定の動きが広がったが、騰勢を保った。ニューヨークダウの軟調な動きが警戒さ れたが、3ケタの上げ幅を維持して終えた。 ◎NY原油=反落、ハマスとイスラエルが停戦の第1段階で合意 ニューヨーク原油の期近は反落。 イスラム組織ハマスとイスラエルがガザ停戦の第1段階で合意したため、中東の緊迫 感が後退した。親イランのフーシ派はパレスチナ自治区ガザで虐殺を続けるイスラエル を攻撃し、紅海でイスラエルに関連する船舶の海上封鎖を実施してきたものの、妨害行 為が終わる可能性がある。イスラエル軍はガザ地区から段階的な撤退を開始し、ハマス は生存している人質を全てまもなく解放する見通し。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=反落、USDA需要報告の発表なく手仕舞いが広がる 大豆は反落。終値の前営業日比は7.25〜3.75セント安。中心限月の11月限 は7.25セント安の1022.25セント。 米農務省(USDA)の月例需給が米政府機関の一部閉鎖の影響で未発表となったこ とで手掛かりに欠けるなか、これまでの上伸後の利益確定の動きが広がった。この日は 週間純輸出成約高の発表もなく、米国の需給状況が把握できないことから玉整理の動き が見られたことも下押し要因となった。 コーンは反落。終値の前営業日比は3.75〜0.50セント安。中心限月の03月 限は3.75セント安の418.25セント。 米国の収穫が開始された後に発表されることで1年の中でも最も重要とされる10月 の米農務省(USDA)月例需給報告の発表は米政府機関の一部閉鎖の影響で見送られ た。新規材料不足のなか、玉整理に伴う、手じまい売りが広がり軟調となった。 MINKABU PRESS
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