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現物 3カ月物
アルミ 2,760.06 - 46.25 2,748.00 - 50.50
アルミ合金 2,509.00 0.00 2,509.00 0.00
銅 10,486.81 - 355.79 10,518.00 - 349.50
ニッケル 15,086.05 - 234.14 15,280.00 - 212.00
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アルミ3カ月物は大幅反落。2786ドルで軟調で取引を開始した後にアジア株安を
受けて2760ドル台前半まで値を落としながらも欧州の時間帯には持ち直し、しばら
く2790ドルを前後する動きが続いた。終盤になり、中国のレアアース輸出規制に対
し、米トランプ大統領が10月下旬に予定されている米中首脳会談に否定的な見解を示
したうえ、対中関税の引き上げを示唆したことでニューヨークダウ、銅の下げにつれ安
となった。引け間際に2736ドルの安値を付けた後、大幅安で低迷したまま取引を終
了。
銅3カ月物は大幅反落。1万0829.50ドルで軟調で取引を開始。前日に200
ドルに迫る上げ幅を記録したうえ、中国株の上海総合指数が前日、10年2か月ぶりの
高値をつけるまで上昇した後、利益確定の売りが膨らんだことが重石となり、アジアの
時間帯前半に1万0846.50ドルの高値に達したが騰勢は続かず、軟化。
欧州の時間帯を迎えてからも、米国の経済指標の発表が見送られ手掛かりに乏しいう
え、週末を控え、玉整理基調が強まり1万0740〜1万0830ドルの限られたレン
ジ内で高下となった。しかし、中国のレアアース輸出規制に対し、米トランプ大統領が
10月下旬の米中首脳会談に否定的な見解を自身のSNSに投稿すると同時に対中関税
引き上げの可能性を示唆したことで米中関係の悪化に対する警戒感が強まり、ニューヨ
ークダウが大幅続落となったことに追随。これまでの上伸後の反動もあって終盤に崩れ
て一時1万0326ドルの安値を付けた。安値を離れたが、300ドルを超える下げ幅
を記録して終えた。
ニッケル3カ月物は大幅反落。1万5460ドルで軟調で取引を開始。アジア株の軟
調が手掛かりとなって値位置を落とし1万5300ドル台前半に達した。欧州の時間帯
に買い戻されながらも1万5400ドルを上抜くと売り直され、その後はしばらく1万
5300ドルを下値支持線としてもちあったが、終盤に他非鉄貴金属と同様に崩れて
1万5145ドルの安値を記録。200ドルを超える下落となった。
今日の材料
・10日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は反落、36.94ポイント安の3897.03ポイント。
・欧州株は下落。トランプ米大統領が、中国の習国家主席と「会う理由はない」と
発言し、「中国からの輸入品に対して大幅な関税引き上げを検討している」と警告
したことを嫌気。
・10月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
結果 55.0 予想 54.1 前回 55.1
・トランプ米大統領は中国のレアアース輸出規制に対し、10月下旬の米中首脳会談に
否定的な見解を自身のSNSに投稿。
・ドルは下落。ドル円は1ドル=151円台半ばまで急落。反発力、弱く151.50円水準
で推移。ユーロ・ドルは1ユーロ=1.1630ドルで頭打ちながら反発。
・米国株は大幅続落。ニューヨークダウは878.82ドル安。ナスダックス指数は820.20
ポイント安(3.56%安)。
・ニューヨーク貴金属はプラチナを除き反発。金12月限は終値で4,000ドル台を維持。
ニューヨーク原油は軟調。安値模索となり、期近11月限は終値で59ドル割れ。
MINKABU PRESS
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