−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 4,000.4 +27.8 シカゴ大豆 2025/11 1,006.75 -15.50 NY銀 2025/12 4,724.7 +9.0 シカゴコーン 2025/12 413.00 -5.25 NYプラ 2026/ 1 1,623.0 -33.4 NY原油 2025/11 58.90 -2.61 NYパラ 2025/12 1,470.60 +15.60 ドル・円 151.62 -1.41 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は151円台半ばまで急落 NY為替市場、ドル円は151円台まで一気に急落した。トランプ大統領の中国に関 する発言で本日の市場は不安定になった。大統領は「中国は非常に敵対的になりつつあ る」と述べた上で、中国製品への関税の大幅引き上げを示唆した。「韓国で習主席と会 う理由はないようだ」とまで述べていた。 また、米政府閉鎖が10日目に突入する中、ホワイトハウスは、市場が懸念していた 連邦職員の解雇を開始したと発表したことも追い打ちをかけている。 ドル円は、高市氏の自民党総裁選の勝利をきっかけとした円安で買いが強まり、先週 末の147円台半ばから一時153円台まで急騰していた。さすがに過熱感も高まる 中、本日のトランプ大統領の発言は利益確定売りのきっかけを作ったようだ。 ◎NY貴金属=総じて反発、押し目を買われる ニューヨーク金、銀は反発。 金12月限は反発。時間外取引では、押し目を買われたが、ガザ停戦合意を受けて利 食い売りが出た。欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、米ミシガン大 消費者信頼感指数が予想以上となったが、インフレ期待の落ち着きや、トランプ米大統 領の中国の関税の大幅引き上げ発言を受けて買い優勢となった。 銀12月限は、欧州時間に押し目を買われた。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムは反発。 プラチナ1月限は続落。時間外取引では、ガザ停戦合意や金軟調を受けて利食い売 りが出た。欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、トランプ米大統領の 中国の関税の大幅引き上げ発言や株安を受けて売り優勢となった。 パラジウム12月限は、欧州時間に押し目を買われたが、株安を受けて上げ一服とな った。 ◎LME=大幅反落、対中関係悪化懸念や米株式市場の大幅下落で アルミ3カ月物は大幅反落。2786ドルで軟調で取引を開始した後にアジア株安を 受けて2760ドル台前半まで値を落としながらも欧州の時間帯には持ち直し、しばら く2790ドルを前後する動きが続いた。終盤になり、中国のレアアース輸出規制に対 し、米トランプ大統領が10月下旬に予定されている米中首脳会談に否定的な見解を示 したうえ、対中関税の引き上げを示唆したことでニューヨークダウ、銅の下げにつれ安 となった。引け間際に2736ドルの安値を付けた後、大幅安で低迷したまま取引を終 了。 銅3カ月物は大幅反落。1万0829.50ドルで軟調で取引を開始。前日に200 ドルに迫る上げ幅を記録したうえ、中国株の上海総合指数が前日、10年2か月ぶりの 高値をつけるまで上昇した後、利益確定の売りが膨らんだことが重石となり、アジアの 時間帯前半に1万0846.50ドルの高値に達したが騰勢は続かず、軟化。 欧州の時間帯を迎えてからも、米国の経済指標の発表が見送られ手掛かりに乏しいう え、週末を控え、玉整理基調が強まり1万0740〜1万0830ドルの限られたレン ジ内で高下となった。しかし、中国のレアアース輸出規制に対し、米トランプ大統領が 10月下旬の米中首脳会談に否定的な見解を自身のSNSに投稿すると同時に対中関税 引き上げの可能性を示唆したことで米中関係の悪化に対する警戒感が強まり、ニューヨ ークダウが大幅続落となったことに追随。これまでの上伸後の反動もあって終盤に崩れ て一時1万0326ドルの安値を付けた。安値を離れたが、300ドルを超える下げ幅 を記録して終えた。 ◎NY原油=続落、米大統領の対中関税発言で ニューヨーク原油の期近は続落。 ガザ停戦合意が発効し、イスラエル軍の一部が撤退を開始したことを受けて売り優勢 となった。またトランプ米大統領が、中国の輸入品に対する関税を大幅に引き上げるこ とを検討していると述べ、株安に振れたことも圧迫要因となり、下げ幅を拡大した。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続落。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=総じて続落、対中大豆輸出増期待が後退から 大豆は大幅続落。 プラスサイドで高下する場面も見られたが、米トランプ大統領が中国のレアアース輸 出規制を受けて10月に予定されている米中首脳会談に否定的な見解を示したうえ、 対中関税引き上げの可能性を示唆したことで、これまで高まっていた対中大豆輸出増 期待が後退し、大きく値を落とした。 コーンは総じて続落。 シカゴ大豆が米中関係悪化とこれに伴う対中大豆輸出増期待の後退を受けて大きく値 を落としたことに追随安となった。ただ、コーンの中国向け輸出は限られているうえ、 大豊作観測から大きく値を落とした後で売りが一巡した後だけに下げ幅は限られた。 MINKABU PRESS
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