シカゴ大豆市況=小幅反発、急落後の修正や米大統領の対中姿勢緩和などで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/11   1,006.00    1,013.00    1,003.00    1,007.75     + 1.00
   2026/01   1,022.50    1,030.75    1,020.25    1,025.25     + 2.00
   2026/03   1,036.75    1,045.50    1,034.50   1,040.00    + 2.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       287,896         402,241        981,616 (+  690)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出検証高
 コロンバスデー、米政府機関一部閉鎖のため未発表
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*米農務省発表の週間大豆作付け進度報告(9月28日までの週)
 コロンバスデー、米政府機関一部閉鎖のため未発表
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*米気象庁発表の6−10日予報(10月19日−10月23日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
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 大豆は小幅反発。終値の前営業日比は0.25〜2.50セント高。中心限月の11
月限は1.00セント高の1007.75セント。
 前週末に大きく値を落とした後で修正のための買い戻しが先行した。トランプ米大統
領が中国に対する態度を緩和させたことも強気材料となった。ただ、米中首脳会談が開
催されるか見通しには不透明感があるうえ、米産地での収穫進行が見込まれることで上
げ幅は限られた。
 11月限は1006セントで取引を開始後すぐに値位置を切り上げ、その後は
1008〜1011セントと限られたレンジ内で高下。米国の時間帯に1013セント
の高値まで浮上した後に値位置を落としたが、その後も1005〜1010セントを
中心とするもちあいとなり、この水準のまま取引を終了。

*米国産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 コーンベルトは11〜12日にかけて概ね降雨は発生しなかったことで収穫が進行し
たもよう。今週は北西部を中心に寒冷前線の影響による降雨が数日続く見込み。北西部
ではこの降雨により収穫ペースが鈍化する可能性があるが、それ以外の地域では概ね
農作業に適した天気が広がるだろう。
 6〜10日間予報に関しては、19日まで局地的、または散発的な降雨が続くが20
〜21日は概ね降雨は発生しないだろう。一方の気温は18日まで平年を上回り、19
〜21日は平年並〜平年を上回る見込み。

*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。

 プレーンズ北部では11〜12日にかけて降雨が発生。一部ではまとまった雨量を伴
う降雨となったうえ、モンタナ州では降雪も見られた。14〜17日にかけて寒冷前線
の影響で再び雨がちな天気が広がる見込み。この雨の影響で農作業のペースは鈍化が見
込まれる。また、この時期としては通例だが、気温が低下し降霜や凍結が発生する可能
性がある。
 一方のプレーンズ南部では11〜12日は概ね降雨の発生は無かった。ただ、寒冷前
線の影響で週末まで雨がちな天気が続き、これに伴い農作業のペースは鈍化するだろ
う。

 大豆製品は、大豆油は大豆と原油の堅調が手掛かりとなって買い優勢となったが、一
方の大豆粕は下落。共に当限10月限は14日に納会を迎える。
 大豆粕12月限は前日比0.90ドル安の274.10ドル。
今日の材料
・コーンベルトでは11〜12日にかけて概ね降雨は発生せず、収穫作業が進展。
・米中西部では今週は雨がちな天気が続き収穫ペースは鈍化へ。
・米プレーンズでは今週は雨がちな天気が続くなか、気温は低下見通し。

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