[今日の視点]石油=下落、3月限は5万9000円が支持線になるかに注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は下落へ。2026年3月限で1500〜1100円安程度を想定する。3
連休期間中、海外原油が軟調に推移し、ニューヨーク原油期近11月限が60ドル割れ
状態から売り優勢となり、4ケタ安で推移か。円相場が1ドル=152.30円台で推
移し、10日の午後3時45分時点と比べ、小幅な円高となっていることも売り材料。
 14日のニューヨーク原油時間外取引が小幅続伸で推移しているが、60ドル割れ状
態で、まとまった買い戻しが進むにはインパクトに欠ける。日経平均株価が大幅続落で
取引を開始することが予想され、場中日経平均株価、アジア株の動きから間接的な影響
があろう。
 14日のニューヨーク原油は小反発。期近11月限は60.17ドルで戻りを抑えら
れ、上げ幅を縮小し、59.49ドルで引けた。プラスサイドを維持ながら現時点では
自律反発の域。今夜、国際エネルギー機関(IEA)が月報を発表する。需給見通しを
発表するとみられ、それに対しての反応の見極め要。
 JPXドバイ原油期中3月限は、11日の深夜取引で5万7800円まで下落。6日
の安値5万7830円をわずかに下回った。14日の祝日取引から下値を切り上げ、
14日の夜間取引で5万9530円まで戻した後、ジリ安となり、5万9150円で夜
間取引を終えた。日中取引で5万9000円が支持線になるかに注目。
 時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.16ドル高の59.65ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは59.54〜59.67ドル。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 マネーストック 2025年9月(日本銀行)
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 消費者物価指数 2025年9月確報(連邦統計庁)
【経済】18:00 景況感指数 2025年10月(ZEW)
◆ イギリス ◆
【経済】15:00 雇用統計 2025年9月(国立統計局)
◆ スイス ◆
【経済】15:30 生産者・輸入物価指数 2025年9月(連邦統計局)
◆ アメリカ ◆
【農産】10/15 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【農産】10/15 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA)
※米政府機関閉鎖の影響で米経済指標の発表が延期になる可能性があります。
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