●論点解説ゴム、円安一服と米中対立=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 OSEゴム相場は10月6日の295.80円をボトムに10日の315.00円まで約20
円幅の急反発となっていたが、改めて300円台中盤まで軟化している。前日は急激な
円安に支援される形で円建てゴム相場は急伸していたが、その円安圧力が一服すると上
値の重さを再確認している。上海ゴム相場は一貫して低迷状態が続いており、上昇再開
のためには円安が必要不可欠な状況になる。しかし、公明党が自公連立政権からの離脱
を表明したことで、いわゆる「高市トレード」の株高・円安圧力には一服感がみられる
状況になっている。また、週末には米中貿易関係を巡る不確実性も高まっている。円安
一服と米中関係悪化リスクがテーマ化されると、改めて下値模索の展開になりやすい。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。