−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 4,137.8 - 7.8 シカゴ大豆 2026/ 1 1,060.25 -1.75 NY銀 2025/12 4,858.6 - 11.8 シカゴコーン 2025/12 423.25 -4.75 NYプラ 2026/ 1 1,601.6 + 4.9 NY原油 2025/12 61.50 -0.29 NYパラ 2025/12 1,481.20 - 7.20 ドル・円 152.77 +0.19 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。大豆は1月限に変更。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は一時152円台前半に下落したが152円台後半に戻す NY為替市場、ドル円は152円台で激しい上下動を見せた。この日発表の9月の米 消費者物価指数(CPI)が予想を下回りFRBの追加利下げを正当化する内容だった ことで、ドル売りの反応を見せた。ドル円も一気に152円台前半に急低下していたも のの、すぐに買い戻されている。その後発表の10月の米PMIが予想を上回ったこと でドル高の反応が強まった。 ドル円も下げをほぼ取り戻し、153円台に瞬間上昇する場面も見られたが、153 円台の上値抵抗も強く、152円台後半で推移した。 ドル円は上昇の流れを復活させているが、来週の重要イベント目白押しの週を控えて いることもあり、153円台に入ると戻り売り圧力も強まるようだ。 ◎NY貴金属=金は反落、調整安局面が継続 ニューヨーク金、銀は反落。 金12月限は反落。今月にかけて過去最高値を連日で更新した反動から利益確定の動 きが根強かった。ただ、9月の米消費者物価指数(CPI)が概ね鈍化し、来週の米連 邦公開市場委員会(FOMC)における追加利下げがほぼ確実であると見られているこ とは下値を支えた。 銀12月限は反落。金相場に連動した。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナは小幅続伸、パラジウムは反落。前日比はプ ラチナが1.2〜6.8ドル高、中心限月の1月限が4.9ドル高、パラジウムは 9.60〜4.50ドル安、中心限月の12月限は7.20ドル安。 プラチナ1月限は小幅続伸。貴金属市場全体で調整安が続いていることがプラチナ相 場を圧迫したが、米CPIが概ね鈍化し、米利下げ局面が継続する見通しであることが 相場を支援した。 パラジウム12月限は反落。プラチナ相場に連動する場面があったが、金、銀安につ れ安となった。 ◎LME=アルミ・ニッケルが小反落、銅は12月の米利下げ観測で続伸 アルミ3カ月物は小反落。2863ドルで小高く取引を開始。アジア時間序盤に 2870ドル台まで値を伸ばしたところで転売が見られたが、米中首脳会談が30日に 開催るとの報を受けて米中貿易協議の進展期待が高まるなかアジア株が堅調となったこ とが強気材料視されて2883.50ドルの高値まで浮上した。高値では転売が出て値 を落とした後は2832.50ドルの安値まで値を落とした。安値を離れた後の上値は 重く2860ドルが抵抗線とするもちあいとなり、小安く引けた。 銅3カ月物は大幅続伸。1万0832ドルで小安く取引を開始。アジアの時間帯は 前日の大幅高の直後で上昇に対する警戒感がくすぶるなか1万0860ドルを上値抵抗 線にしての安もみとなったが、米中首脳会談が30日に開催されるとの報やこれを受け た両国の貿易協議の進展期待からアジア株が堅調となったことが買い支援要因となり、 一時1万0969ドルまで値を伸ばした。週末を控えていることで利食い売りが出て、 いったん上げ幅を縮小した。その後、9月の米消費者物価指数(CPI)が事前予想を わずかに下回ったことで、12月の米追加利下げ観測が高まり地合いを引き締め、1万 979.50ドルの高値をつけた。米国株が序盤から大幅高となり、ニューヨークダウ が史上最高値を更新したことも追い風となり、100ドル超の上げ幅を維持し、この日 の高値圏で引けた。 ◎NY原油=反落、前日の急伸の反動で売り優勢 ニューヨーク原油の期近は反落。 前日の急伸の反動で利益確定の売りが優勢だった。ただ、米国がロシアの石油大手二 社に制裁を科したことで供給不足が懸念されており、反動安は限定的。ロシアはいずれ 制裁を迂回するとみられているが、短期的な解決は困難とみられている。国際エネルギ ー機関(IEA)はコロナ禍並みの供給過剰を指摘し、石油輸出国機構(OPEC)プ ラスは生産枠を引き上げているが、米エネルギー情報局(EIA)が発表する週報に供 給過剰の兆候が限定的であることも支援要因。 改質ガソリンの期近は反落。ヒーティングオイルの期近は小幅続伸。原油相場の動意 が限定的だったことから、石油製品は売り買いが交錯した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は概ね小反落、コーンは米国の穀物輸出不安で反落 大豆は概ね小反落。 前日に米中首脳会談の開催予定が伝えられたこと受けて上伸した後で、利食い売りも 含めた転売が見られ、売り優勢。首脳会談に次第では中国の米国産大豆輸入が再開され るとの期待が根強く、下値は堅く推移した。 コーンは軒並み反落。 米トランプ大統領がカナダの関税に反対する広告に問題があったとして、貿易交渉を 即時終了したことで、米国の穀物輸出不安が高まり売り優勢となった。ただ、カナダ側 は米国の準備が整いしだい交渉を再開できる、と伝えており、今後の交渉再開の可能性 が意識されたことで下げ幅は限られた。 MINKABU PRESS
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