国内市場は上昇へ。2026年3月限で300〜600円高程度を想定する。先週末 の海外原油は反落したものの、週明けのニューヨーク時間外取引が堅調に推移している ことが国内市場を押し上げるだろう。円相場は1ドル=153円前半で円安・ドル高推 移。 30日の米中首脳会談や11月1日の追加対中関税の発動を控えて、米中の交渉団は 関税や輸出規制で歩み寄った。ベッセント米財務長官によると、100%の追加関税は 事実上撤回された。中国はレアアースの輸出規制の実施を延期するという。中国国営企 業の一部はロシア産原油の取引を停止しているもようで、100%の追加関税という脅 しはそれなりに効果があったのではないか。 ただ、ロシア産石油の購入について、中国政府は特に確約しておらず、一時的に停止 しているだけかもしれない。ウクライナ戦争が終了するまで中国がロシア産石油の購入 を継続的に減らすなら相場を押し上げる要因だが、そうでなければ値動きにはあまり影 響しないだろう。中国石油企業の動きや、米中首脳会談の結果を確認したい。 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.54ドル高の62.04ドルで 取引されている。本日これまでのレンジは61.77〜62.07ドル。 <今日の予定> ◆ ニュージーランド ◆ 【休日】--:-- 勤労感謝の日 ◆ 日本 ◆ 【納会】--:-- ゴムRSS3 2025年10月限(大阪取引所) 【発会】--:-- バージガソリン 2026年5月限(東京商品) 【発会】--:-- バージ灯油 2026年5月限(東京商品) 【発会】--:-- バージ軽油 2026年5月限(東京商品) 【発会】--:-- 中京ローリーガソリン 2026年5月限(東京商品) 【発会】--:-- 中京ローリー灯油 2026年5月限(東京商品) ◆ 中国 ◆ 【経済】10:30 工業利益 2025年9月(国家統計局) ◆ 香港 ◆ 【経済】17:30 貿易収支 2025年9月(香港統計局) ◆ トルコ ◆ 【経済】16:00 設備稼働率 2025年10月(トルコ中央銀行) 【経済】16:00 雇用統計 2025年9月(トルコ統計機構) ◆ ドイツ ◆ 【経済】18:00 景況感指数 2025年10月(ifo) ◆ アメリカ ◆ 【経済】21:30 耐久財受注 2025年9月速報値(商務省) 【農産】10/28 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA) 【農産】10/28 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA) ※米政府機関閉鎖の影響で米経済統計の発表は延期になる可能性があります。 MINKABU PRESS
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