ゴム午前=やや売り優勢、日中取引の上海ゴムが伸び悩む

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号はやや売り優勢。寄り付きでは、上海夜間が小幅高となったものの、
これに対する反応は薄く、玉次第の展開となった。期近11月限は買いが先行する一
方、期中はやや売りが優勢で推移した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが伸び悩ん
でいることから、売り物がちの展開となっている。TSR20は出来ず。
 午前11時31分現在のRSS3号は前営業日比0.9円安〜6.5円高。活発限月
の3月限は同0.0.2円安の314.2円、新甫26年10月限は出来ず、推定出来
高は273枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、25ポイン
ト安、推定出来高は28枚(夜間取引を含む)。

【上海ゴムは戻りが鈍い】
 上海ゴムの戻りが鈍くなっている。上海ゴムの中心限月1月限は、20日に1万46
75元まで下落後、戻り場面となり、24日には1万5470元、27日には1万54
45元まで一時上昇した。ただ、いずれも節目の1万5500元の手前では戻り売りを
浴びた。
 テクニカル的には、9月5日の高値1万6370元から10月20日の安値1万46
75元まで下落の半値戻しが1万5523元にあり、1万5500元は節目ということ
もあり、この価格帯は戻り売りを浴びやすい。この価格帯を突破に失敗すれば、売り圧
力が強まりそうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いがやや優勢でとな
り、0.2〜0.4セント高で推移している。
 上海ゴムは買い先行。午前11時30分現在、指標限月の2026年1月限は、
前営業日比5元高1万5375元で推移している。

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