ゴム市況＝期近安・期中高、上海ゴムが終盤に地合いを引き締める

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
                　ＲＳＳ３　　　    　                ＴＳＲ２０
 　2025/11 　　   2026/03　      2026/10         2025/11    　  2026/10
　307.5  - 1.3 　314.3  + 1.3 　313.0　 0.0　   255.0   0.0    255.0   0.0
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 　　　  上海ゴム１月限　　　15,610　＋　225（午後3時48分時点）
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【市況】
　ゴムＲＳＳ３号、期近安・期中高。寄り付き直後は、夜間取引の下げ幅が大きかった
限月が調整高の動きが見られたが、買い一服後は、売りが優勢となった。中盤に入る
と、日中取引の上海ゴムが上値重く推移したため、売り物がちの展開となった。だが、
終盤に入り、上海ゴムが急速に地合いを引き締めると、これに追随し、期中を中心に買
いが先行し、期中限月がプラスサイドに浮上した。ＴＳＲ２０は出来ず。
　大引けのＲＳＳ３号は前営業日比１．４円安〜２．４円高、活発限月の３月限は同
１．３円高の３１４．３円、期先２６年１０月限は同変わらずの３１３．０円、総出来
高は３２１枚、ＴＳＲ２０は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は、同２５〜２１０
ポイント高、総出来高は２５４枚。
【上海ゴム１月限が１万５５００元をしっかり上抜く】
　上海ゴムの中心限月１月限が、これまで戻りを抑えてきた１万５５００元付近をしっ
かり上抜いてきた。１月限は、２４日以降、１万５５００元突破を試してきたが、同水
準付近では、いずれも切り返されてきた。だが、今日の午後の取引では、同水準を上抜
き、１万５６５０元まで水準を引き上げた。

　１月限は、９月５日の高値１万６３７０元から１０月２０日の安値１万４６７５元ま
で下落の半値戻しが１万５５２３元である。同水準をしっかりと上抜けたことから、次
は９月２５日の高値１万５７２５元や節目の１万６０００元を意識した展開になるとみ
る。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
　シンガポールゴム市場は、ＲＳＳ３号は４月限のみ約定し、２．３セント高。ＴＳＲ
２０は、午前中は買いがやや優勢となった。午後に入ると、買いが加速し、１．６〜
２．２セント高で推移している。

　上海ゴムは総じて上昇。中心限月の１月限は、夜間取引では小高い推移し、前営業
日比１０元高の１万５３９５元で取引を終えた。日中取引に入ると、中盤までは前日の
終値付近で小動きとなった。だが、終盤に入ると、急速に地合いを引き締め、終盤には
１万５６５０元まで水準を引き上げた。

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