[今日の視点]石油=上昇へ、米中首脳会談は対立の出口となるか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は上昇へ。2026年3月限で200〜500円高程度を想定する。海外原
油が反発したことや、円安・ドル高が国内市場を押し上げるだろう。円相場は1ドル=
152円後半で推移。
 本日の焦点は米中首脳会談である。米ホワイトハウスの発表によると、韓国で11時
から始まる。中国のレアアース輸出規制、フェンタニル問題、敵対的な関税など、米中
貿易戦争がどこまで沈静化するのかが焦点である。事前協議は十分に行われたようだ
が、ようやくたどり着いた米中首脳会談は不毛な対立の出口となるのだろうか。米中の
経済的な衝突が景気見通しを圧迫し、石油の需要見通しの不透明感となって相場を圧迫
してきた経緯があるため、結果次第で相場は上振れするだろう。
 ただ、中国の国営石油会社はロシア産原油の購入を停止したと報道されているが、民
間企業は継続しているようだ。公海上での瀬取りもうわさされている。中国によるロシ
ア産石油の購入はウクライナ戦争を継続するための資金となっており、米中の対立の火
種は残るだろう。
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.20ドル安の60.28ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは60.25〜60.47ドル。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 消費者物価指数 2025年7-9月期(連邦統計局)
【経済】09:30 消費者物価指数 2025年9月(連邦統計局)
◆ 日本 ◆
【経済】--:-- 金融政策決定会合(日本銀行)
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
【発会】--:-- 金標準取引 2026年10月限(大阪取引所)
【発会】--:-- 金ミニ取引 2026年10月限(大阪取引所)
【発会】--:-- 銀 2026年10月限(大阪取引所)
【発会】--:-- 白金標準取引 2026年10月限(大阪取引所)
【発会】--:-- 白金ミニ取引 2026年10月限(大阪取引所)
【発会】--:-- パラジウム 2026年10月限(大阪取引所)
【発会】--:-- 小豆 2026年4月限(大阪取引所)
◆ 香港 ◆
【休日】--:-- 重陽節
◆ トルコ ◆
【休日】--:-- 共和国宣言記念日
◆ イギリス ◆
【経済】18:30 マネーサプライ 2025年9月(BOE)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】21:30 卸売在庫 2025年9月速報値(商務省)
【経済】23:00 中古住宅販売仮契約指数 2025年9月(全米不動産協会)
【経済】10/30 03:00 FOMC声明文公表(FRB)
【経済】--:-- 連邦公開市場委員会(FRB)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
【納会】--:-- 金 2025年10月限(COMEX)
【納会】--:-- 銀 2025年10月限(COMEX)
【納会】--:-- 銅 2025年10月限(COMEX)
【納会】--:-- プラチナ 2025年10月限(NYMEX)
【納会】--:-- パラジウム 2025年10月限(NYMEX)
【納会】--:-- 天然ガス 2025年11月限(NYMEX)
◆ カナダ ◆
【経済】22:45 政策金利発表(カナダ銀行)
※米政府機関閉鎖の影響で米経済統計の発表は延期になる可能性があります。
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